トキヌク。
Vault サンプル問題
HashiCorp Certified: Vault Associate(Vault)対策のオリジナル問題30問を無料公開。アプリの無料枠と同じ問題で、全200問収録のVault問題集から抜粋しています。「答えと解説を見る」を開くと、正解だけでなく全選択肢の解説を読めます。
30問無料公開
全200問収録
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認証メソッド
認証メソッドの比較/選定
Q1. 社内には既にActive Directoryが運用されており、運用担当者は普段使っているアカウントのままVaultにログインしたいと考えています。アカウントの二重管理を避けられる認証メソッドはどれですか?
- A. AppRole
- B. LDAP
- C. userpass
- D. TLS証明書
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正解:B
A RoleIDとSecretIDを使う機械向けの認証で、人間の既存ディレクトリ資産を活用できない
B(正解) 正解。既存のLDAP/ADディレクトリに問い合わせて認証し、ディレクトリ側のグループをVaultポリシーにマッピングできる
C Vault内に独自のユーザー名とパスワードを作る方式なので、ADとの二重管理が発生してしまう
D クライアント証明書の発行と配布という別の運用が増え、既存アカウントの再利用にはならない
AppRole/機械認証
Q2. CI/CDパイプラインのビルドジョブが、人間の介在なしにVaultへ認証してデプロイ用のシークレットを取得します。役割を表すIDと、それとは別に配布する秘密値の2つを組み合わせる、機械向けに設計された認証メソッドはどれですか?
- A. userpass
- B. GitHub
- C. AppRole
- D. credpass
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正解:C
A 人間向けにVault内へユーザーを作る方式で、機械への安全な資格情報配布の仕組みを持たない
B 実在する認証メソッドだが、個人のGitHubトークンを使う人間向けの方式であり、RoleIDとSecretIDの組み合わせではない
C(正解) 正解。RoleID(公開してよい役割の識別子)とSecretID(機密値)を分離して配布でき、アプリやCIジョブの認証を想定した設計になっている
D架空 このような名前の認証メソッドはVaultに存在しない
認証メソッドの比較/選定
Q3. AWS上のEC2インスタンスで動くアプリケーションに、事前共有の秘密値を一切配置せずにVaultへ認証させたいと考えています。インスタンス自身のアイデンティティを利用する認証メソッドはどれですか?
- A. AWS認証メソッド
- B. AppRole
- C. TLS証明書
- D. tokenメソッド
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正解:A
A(正解) 正解。インスタンスメタデータの署名やIAMの署名済みリクエストをVaultが検証するため、事前に秘密値を配置する必要がない
B 機械向けではあるが、SecretIDという秘密値をどうやってインスタンスに届けるかという問題が残る
C クライアント証明書と秘密鍵をインスタンスに配置する必要があり、「秘密値を配置しない」という要件に反する
D 既に発行済みのトークンを使うだけの仕組みで、そのトークン自体を安全に配布する問題は解決しない
認証メソッドの比較/選定
Q4. クライアントがいずれかの認証メソッドでログインに成功したとき、Vaultから返却されるものは何ですか?
- A. アンシールキーのシェアの1つ
- B. ポリシーが紐付いたトークン
- C. ポリシーを記述したHCLファイル
- D. バリアの暗号化ルートキー
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正解:B
A アンシールキーは初期化時に一度だけ配布される運用者向けの鍵素材で、ログインとは無関係
B(正解) 正解。認証はトークンの発行に集約され、以後のすべての操作はそのトークンと付随するポリシーで認可される
C ポリシーはサーバ側に保存され、クライアントへファイルとして返されることはない
D ルートキーはVault内部で管理される鍵で、クライアントに渡されることはない
AppRole/機械認証
Q5. AppRoleのSecretIDを、オーケストレーターからワークロードへ受け渡す方法として最も安全なのはどれですか?
- A. RoleIDと同じ設定ファイルに平文で書いて配布する
- B. レスポンスラッピングでラップトークンにしてから渡す
- C. 環境変数に平文で設定してコンテナに渡す
- D. SecretIDの値をポリシーのHCL内に記述しておく
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正解:B
A 2つを分離する設計の意味が失われ、設定ファイルが漏れただけで認証できてしまう
B(正解) 正解。受け取り側が一度だけunwrapでき、途中で開封されていれば検知できるため、配送経路の信頼性を下げられる
C プロセス一覧や管理APIから読める可能性があり、開封の検知もできない
D ポリシーは認可ルールの定義であり、秘密値を格納する場所ではない
ポリシー
ポリシー構文/最小権限
Q6. KV v2が `secret/` にマウントされている環境で、`secret/data/app/` 配下の読み取りだけを許可するポリシーの記述として正しいものはどれですか?
- A. path "secret/data/app/*" { capabilities = ["read"] }
- B. path "secret/data/app/*" { permissions = ["read"] }
- C. policy "secret/data/app/*" { capabilities = ["read"] }
- D. path "secret/app/*" { capabilities = ["read"] }
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正解:A
A(正解) 正解。pathブロックにcapabilitiesの配列を書くのがVaultポリシーの基本構文
B架空 permissions という属性はVaultのポリシー構文に存在しない。正しい属性名はcapabilities
C ブロック名はpathであり、policyではない
D KV v2の実際のAPIパスは secret/data/ 配下になるため、このパスでは読み取りが許可されない
ポリシー構文/最小権限
Q7. あるトークンに2つのポリシーが付与されており、同じパスに対して片方がreadを許可、もう片方がdenyを指定しています。このリクエストの結果はどうなりますか?
- A. 許可が優先され、読み取りに成功する
- B. 後に付与されたポリシーが優先される
- C. denyが優先され、リクエストは拒否される
- D. 競合エラーとなりトークン自体が失効する
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正解:C
A Vaultは許可優先ではない。denyが混在した時点で拒否される
B ポリシーに適用順という概念はなく、付与順で結果は変わらない
C(正解) 正解。denyは他のどの許可よりも強く働くため、誤って広い権限を与えたときの安全弁として使える
D 競合は明確なルールで解決されるだけで、トークンが失効することはない
ポリシー構文/最小権限
Q8. defaultポリシーについての説明として正しいものはどれですか?
- A. 何も許可しない空のポリシーで、存在するだけで意味を持たない
- B. 明示的に除外しない限りすべてのトークンに付与され、自身のトークンのlookup-selfやrenew-self、revoke-selfなど基本操作を許可する
- C. 全パスへのフルアクセスを許可する
- D. root権限を持つ運用者にだけ付与される特別なポリシー
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正解:B
A 空ではなく、自分自身のトークンを扱うための最低限の権限が定義されている
B(正解) 正解。これがあるおかげで、どのトークンも自分の情報確認や更新、自主的な失効ができる
C それはrootポリシーの説明で、defaultとは別物
D 特別扱いどころか、既定ですべてのトークンに付く汎用のポリシー
ポリシー構文/最小権限
Q9. rootポリシーの性質として正しいものはどれですか?
- A. sys/ 配下を除くすべてのパスへのアクセスを許可する
- B. 内容を編集して権限を絞り込むことができる
- C. 不要になれば削除して無効化できる
- D. すべてのパスとすべての操作を許可し、編集も削除もできない
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正解:D
A 除外パスはなく、sys/ 配下も含めてすべてが許可される
B rootポリシーは変更できない。権限を絞りたい場合は別のポリシーを作って使う
C 削除もできない。運用上はrootトークンを失効させ、必要なときだけ再生成する運用が推奨される
D(正解) 正解。特権が強すぎるため、日常運用ではrootトークンを常用せず必要時のみ生成する
ポリシー構文/最小権限
Q10. 利用者から「シークレットの値は読めるのに、パス配下にどんなキーがあるか一覧できない」という問い合わせがありました。ポリシーに不足している可能性が高いcapabilityはどれですか?
- A. sudo
- B. list
- C. create
- D. update
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正解:B
A root保護された特権パスに必要なもので、通常のキー一覧とは関係がない
B(正解) 正解。キーの一覧取得はreadとは別のcapabilityとして扱われるため、listを明示的に許可する必要がある
C 新規作成のための権限で、一覧の可否には影響しない
D 既存データの更新のための権限で、読み取り系の一覧操作には使われない
トークンとリース
トークン種別/階層
Q11. 数千の短命なバッチジョブが一斉にVaultへログインするため、ログインのたびに発生するストレージ書き込みが負荷になっています。更新や子トークン作成が不要であるとき、適したトークン種別はどれですか?
- A. serviceトークン
- B. batchトークン
- C. periodicトークン
- D. orphanトークン
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正解:B
A 既定の種別で機能は豊富だが、1つ1つがストレージに永続化されるため大量発行時の負荷が問題になる
B(正解) 正解。暗号化された値としてクライアントに返され、ストレージに書かれない。その代わり更新も子トークン作成もできない軽量な種別
C 長期稼働プロセス向けに更新し続けられる性質を指すもので、ストレージ負荷を減らす仕組みではない
D 親を持たないという性質を指すだけで、永続化されるかどうかとは別の軸の話
トークン種別/階層
Q12. 常時稼働するデーモンプロセスに、最大TTLに到達したことによる強制失効で停止してほしくありません。定期的に更新を続けている限り使い続けられるトークンはどれですか?
- A. batchトークン
- B. use limitトークン
- C. periodicトークン
- D. orphanトークン
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正解:C
A そもそも更新ができないため、TTLが切れた時点で使えなくなる
B 指定回数使うと失効する種別で、長期稼働にはむしろ不向き
C(正解) 正解。通常の最大TTLの制約を受けず、period(周期)ごとに更新し続ける限り有効期限が延び続ける
D 親の失効の影響を受けないというだけで、最大TTLの制約は通常どおり適用される
トークン種別/階層
Q13. 運用者が一時的なrootトークンで作成した子トークンを、そのrootトークン失効後も動かし続けたいと考えています。適したトークンの性質はどれですか?
- A. orphan(親なし)トークンとして作成する
- B. transientトークンとして作成する
- C. TTLを長くしておけば親の失効の影響を受けない
- D. batchトークンとして作成する
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正解:A
A(正解) 正解。親を持たないため親トークンの失効に巻き込まれず、独立したライフサイクルを持つ
B架空 transientという名前のトークン種別はVaultに存在しない
C TTLの長さと親子関係は別問題で、親を失効させれば残TTLに関係なく子も失効する
D ストレージに永続化されない軽量な種別で、親子関係の解消を目的とした選択ではない
トークン種別/階層
Q14. ある親トークンを `vault token revoke` で失効させました。その結果として正しいものはどれですか?
- A. 親トークンだけが失効し、子トークンはTTL満了まで有効
- B. 子トークンは失効するが、それらが取得した動的シークレットのリースは残る
- C. 子トークンが1つでもあれば失効操作自体が失敗する
- D. 子孫のトークンと、それらに紐付くリースがすべて連鎖的に失効する
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正解:D
A 子は親のライフサイクルに従うため、TTLが残っていても一緒に失効する
B トークンに紐付くリースも同時に失効し、動的シークレットの実体も削除される
C 子の存在は失効を妨げない。むしろ連鎖的に処理される
D(正解) 正解。トークンは木構造を持ち、失効は下方向へ伝播するので、根を切れば配下がまとめて無効になる
リース/更新/失効
Q15. TTLと最大TTL(max TTL)の関係として正しいものはどれですか?
- A. 更新を繰り返せば最大TTLも一緒に延びていく
- B. 更新のたびにTTLは延長できるが、最大TTLを超えることはできず、到達すると必ず失効する
- C. 最大TTLは警告のための値で、超えても失効はしない
- D. 最大TTLはトークンにのみ適用され、シークレットのリースには適用されない
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正解:B
A 最大TTLは発行時点から測られる上限で、更新によって延びることはない
B(正解) 正解。最大TTLは無期限に生き続けるトークンやリースが生まれないようにする安全装置として働く
C 警告値ではなく強制的な上限で、到達すれば失効する
D 動的シークレットのリースにも同様に最大TTLが適用される
シークレットエンジン
KVエンジン(v1/v2)
Q16. KVシークレットエンジンのバージョン1とバージョン2の主な違いはどれですか?
- A. v2は動的シークレットを発行できるが、v1はできない
- B. v2は暗号化して保存するが、v1は平文で保存する
- C. v2はシークレットのバージョン管理と、復元可能なソフトデリートに対応している
- D. v2はポリシーによるアクセス制御が不要になる
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正解:C
A KVはv1もv2も静的なシークレットの保管用で、動的シークレットは発行しない
B どちらもバリアで暗号化されて保存される。暗号化の有無は違いではない
C(正解) 正解。値を上書きしても過去バージョンが残り、削除しても undelete で戻せる点がv1との大きな違い
D バージョンに関係なくポリシーによる認可は必要で、むしろv2ではdata/とmetadata/を意識した記述が要る
KVエンジン(v1/v2)
Q17. KV v2が `secret/` にマウントされた環境で `vault kv get secret/app` を実行したとき、実際に呼ばれるAPIのパスはどれですか?
- A. /v1/secret/app
- B. /v1/secret/data/app
- C. /v1/secret/metadata/app
- D. /v1/kv/secret/app
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正解:B
A これはKV v1のパス構造。v2ではdata/が挟まる
B(正解) 正解。kvサブコマンドがv2のパス構造を補ってくれるため、CLIの見た目とAPIパスがずれる。ポリシー記述時はこの実パスを使う
C バージョン一覧や削除状況などメタデータを取得するパスで、値そのものは返らない
D マウントパスは secret のままであり、kv というセグメントが前に付くことはない
KVエンジン(v1/v2)
Q18. KV v2で `vault kv delete` を実行したシークレットについて、正しい説明はどれですか?
- A. 対象バージョンに削除マークが付くだけで、undeleteによって復元できる
- B. 対象バージョンのデータがストレージから即座に消去される
- C. 全バージョンとメタデータがまとめて削除される
- D. 書き込みだけが禁止され、読み取りは引き続き可能になる
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正解:A
A(正解) 正解。誤操作からの回復を考えた設計になっており、完全に消すには別途destroyが必要
B 即時消去されるのは destroy を使った場合の挙動
C メタデータごと消すには metadata delete を使う。deleteの対象は特定バージョンにとどまる
D 削除マークが付いたバージョンは読み取れなくなる。読み書きの片方だけを止める機能ではない
KVエンジン(v1/v2)
Q19. 複数のプロセスが同じKV v2のパスを更新する構成で、他プロセスの更新を知らずに上書きしてしまう事故を防ぎたい。使うべき仕組みはどれですか?
- A. 書き込み前に vault kv get で値を確認する
- B. ポリシーでupdateを1プロセスだけに許可する
- C. 書き込みのたびに新しいパスへ書く
- D. check-and-set(cas)で期待するバージョン番号を指定して書き込む
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正解:D
A 確認から書き込みまでの間に他プロセスが更新する余地が残るため、競合は防ぎきれない
B 運用としては単純化できるが、複数プロセスが更新するという前提そのものを崩してしまう
C 参照側がどのパスを見ればよいか分からなくなり、根本的な解決にならない
D(正解) 正解。現在のバージョンが期待値と一致するときだけ書き込みが成功するため、見落とした更新を上書きせずに済む
動的シークレット
Q20. データベースシークレットエンジンを設定し、開発者が `vault read database/creds/readonly` を実行しました。このとき何が起きますか?
- A. Vaultがそのタイミングでデータベース上に新しいユーザーを作成し、リース満了時に自動的に削除する
- B. あらかじめVaultに保存された共有アカウントの情報が返される
- C. データベースへの接続がVault経由でプロキシされる
- D. 既存ユーザーのパスワードがローテーションされて返される
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正解:A
A(正解) 正解。要求時に生成され期限が来れば消える短命な資格情報になるため、共有アカウントの問題を避けられる
B それは静的なシークレット保管の動作で、動的シークレットエンジンの振る舞いではない
C Vaultは資格情報を発行するだけで、DB通信の経路には入らない
D ルート資格情報のローテーションなど別機能の話で、creds/ の読み取りでは新規ユーザーが作られる
CLI・UI・APIの操作
CLI/API/UI操作
Q21. `secret/app` に保存されたシークレットのうち、password フィールドの値だけをシェルスクリプトで受け取りたいときのコマンドはどれですか?
- A. vault kv get secret/app | grep password
- B. vault kv get -key=password secret/app
- C. vault kv get -field=password secret/app
- D. vault read -field=password secret/app
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正解:C
A 表形式の出力から抜き出す形になり、キー名や整形の変化に弱く値の切り出しも余計な処理が要る
B -key というフラグは用意されていない。フィールド指定は -field を使う
C(正解) 正解。指定したフィールドの値だけが余計な装飾なしで出力されるため、そのまま変数に代入できる
D -field 自体は正しいが、KV v2ではパスに data/ が必要になるためこのままでは目的のシークレットを読めない
CLI/API/UI操作
Q22. Vault CLIの出力を、jqなどのツールで機械的に処理できる形式にしたいときに指定するオプションはどれですか?
- A. -format=json
- B. -output=json
- C. -json
- D. -format=table
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正解:A
A(正解) 正解。ほとんどのコマンドで使えるグローバルオプションで、リースIDやメタデータも含めた構造化された出力が得られる
B そのようなオプション名ではない。書式指定は -format
C 単独のフラグとしては用意されておらず、-format に値を渡す形が正しい
D 既定の人間向け表形式で、機械処理には向かない
CLI/API/UI操作
Q23. CLIを使わずHTTP APIから直接シークレットを取得します。KV v2が `secret/` にマウントされているとき、リクエストの形として正しいものはどれですか?
- A. Authorization: Bearer ヘッダにトークンを入れ、GET /secret/app を呼ぶ
- B. X-Vault-Token ヘッダにトークンを入れ、GET /v1/secret/app を呼ぶ
- C. クエリパラメータ ?token=... を付けて GET /v1/secret/data/app を呼ぶ
- D. X-Vault-Token ヘッダにトークンを入れ、GET /v1/secret/data/app を呼ぶ
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正解:D
A トークンをAuthorization: Bearerで渡すこと自体はVaultも受け付けるが、APIパスに /v1/ プレフィックスが無く、KV v2の data/ も含まれていないため取得できない
B ヘッダは正しいが、KV v2のデータ本体は data/ を含むパスにあるため、このパスでは取得できない
C トークンをURLに含めるとログ等に残る。Vaultはヘッダでトークンを受け取る設計になっている
D(正解) 正解。すべてのAPIは /v1/ 配下にあり、トークンは X-Vault-Token ヘッダで渡す。KV v2ではパスに data/ が入る
CLI/API/UI操作
Q24. リモートのVaultサーバに対してCLIを実行したいのに、毎回ローカルホストへ接続しようとして失敗します。設定すべき環境変数はどれですか?
- A. VAULT_TOKEN
- B. VAULT_ADDR
- C. VAULT_NAMESPACE
- D. VAULT_FORMAT
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正解:B
A 認証トークンを渡すための変数で、接続先の指定には使われない
B(正解) 正解。CLIとAPIクライアントが接続するVaultサーバのURLを指定する変数で、未設定だと既定のローカルアドレスが使われる
C 名前空間を指定する変数で、接続先ホストとは無関係
D 出力形式の既定値を決める変数で、接続には影響しない
アーキテクチャと暗号化
シール/アンシール/ストレージ
Q25. Vaultサーバを起動した直後はシール(封印)された状態です。この状態でできることはどれですか?
- A. 読み取りはできるが書き込みはできない
- B. 状態の確認とアンシール操作のみで、シークレットの読み書きはできない
- C. rootトークンがあれば通常どおり操作できる
- D. 認証はできるが、シークレットエンジンへのアクセスだけができない
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正解:B
A シール中はデータの復号に必要な鍵が使えないため、読み取りもできない
B(正解) 正解。シールとはストレージを復号する鍵がメモリ上に無い状態を指し、ほぼすべての機能が停止する
C トークンの権限とは無関係で、アンシールしない限り誰も操作できない
D 認証もストレージの読み書きを伴うため実行できない
シール/アンシール/ストレージ
Q26. Vaultを初期化すると既定でShamirの秘密分散によるアンシールキーが生成されます。この方式の説明として正しいものはどれですか?
- A. 鍵を複数のシェアに分割して配布し、あらかじめ決めたしきい値の数だけ集まるとアンシールできる
- B. 生成されたシェアのうち任意の1つがあればアンシールできる
- C. すべてのシェアを集めないとアンシールできない
- D. シェアはVault自身が保存しており、必要なときに自動で取り出す
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正解:A
A(正解) 正解。1人の手元にある鍵だけではVaultを開けられないため、単独犯行や1枚の紛失に耐えられる
B 1つで足りるならシェアに分ける意味がない。しきい値の数だけ必要になる
C 全数ではなくしきい値(例えば5つのうち3つ)で足りる。1枚紛失しただけで復旧不能になるのを避けるため
D Vaultが自分で保存していれば封印の意味がない。シェアは運用者が分散して保管する
シール/アンシール/ストレージ
Q27. 再起動のたびに担当者が集まってキーシェアを入力する運用をやめたい。適した構成はどれですか?
- A. アンシールキーのしきい値を1に下げる
- B. アンシールキーをVaultサーバのディスクに保存しておく
- C. Auto Unsealを構成し、クラウドKMSやHSMにルートキーの復号を任せる
- D. Vaultをシールしない設定に変更する
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正解:C
A 手間は減るが1つの鍵でVaultを開けられてしまい、分散管理の安全性が失われる
B 鍵と暗号文が同じ場所に置かれ、封印の意味がなくなる最悪の運用
C(正解) 正解。起動時にVaultが外部の鍵管理サービスへ問い合わせて自動的にアンシールする。人手で扱う鍵はリカバリーキーに置き換わる
D そのような設定は存在しない。シールはVaultのセキュリティモデルの中核
シール/アンシール/ストレージ
Q28. ストレージバックエンドの運用をクラウド事業者やインフラチームに任せることになりました。保存されるデータについて正しい説明はどれですか?
- A. シークレットは平文で保存されるため、ストレージ側で暗号化を設定する必要がある
- B. シークレットの値だけが暗号化され、パス名やメタデータは平文で保存される
- C. ストレージ管理者はVaultのトークンがあれば中身を読める
- D. バリアによって暗号化された状態で書き込まれるため、ストレージを直接読んでも内容はわからない
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正解:D
A Vaultが自ら暗号化してから書き込むため、平文で保存されることはない
B バリアを通過するデータはまとめて暗号化されるため、値だけという区別はない
C ストレージを直接読む話とトークンによるAPI認可は別で、直接読んでも暗号文しか得られない
D(正解) 正解。この前提があるため、信頼できないストレージにもVaultのデータを置ける設計になっている
シール/アンシール/ストレージ
Q29. 外部のクラスタソフトウェアを別途運用せず、Vault自身のプロセスだけでデータ保存と高可用性を実現したい。選ぶべきストレージバックエンドはどれですか?
- A. Consul
- B. Integrated Storage(Raft)
- C. Vault Native Store(VNS)
- D. ファイルストレージ
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正解:B
A 実在するHA対応のバックエンドだが、別のクラスタを構築・運用する必要があり「外部の運用を増やさない」という要件に合わない
B(正解) 正解。Vaultノード自身がRaftでデータを複製するため、外部依存なしにデータ保存とHAを同時に満たせる
C架空 このような名前のストレージバックエンドは存在しない
D 単一ノードの開発・検証向けでHAに対応しておらず、本番の可用性要件を満たせない
HA/監査ログ
Q30. 監査デバイスを1つだけ有効にしている本番Vaultで、そのデバイスの書き込み先が一杯になりました。何が起きますか?
- A. 監査ログの記録だけがスキップされ、リクエストは通常どおり処理される
- B. Vaultが自動的にシールして保護状態に入る
- C. 有効な監査デバイスすべてへの記録に失敗するため、リクエストが失敗するようになる
- D. 古い監査ログが自動的に削除されて空きが作られる
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正解:C
A 監査を欠いたまま処理を続けることはVaultの設計上許容されない
B シールはされない。リクエストが通らなくなるだけで、書き込み先を復旧すれば処理は再開する
C(正解) 正解。監査ログを残せない操作は実行しないという方針のため、監査デバイスは冗長に構成しておくのが定石
D ログのローテーションや削除はVaultではなく外部の仕組みで管理する
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