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AWS SCS サンプル問題

AWS Certified Security - Specialty(AWS SCS)対策のオリジナル問題29問を無料公開。アプリの無料枠と同じ問題で、全200問収録のAWS SCS問題集から抜粋しています。「答えと解説を見る」を開くと、正解だけでなく全選択肢の解説を読めます。

29問無料公開 全200問収録 全選択肢解説付き
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脅威検出とインシデント対応

GuardDuty/脅威検出

Q1. ある企業がS3バケットに顧客データを保管しています。セキュリティ部門は「バケットに対する異常なAPI呼び出し、たとえば普段アクセスのない国からのオブジェクト大量ダウンロードを検出したい」と考えています。GuardDutyは組織で有効化済みですが、S3関連の検出結果がこれまで一度も発生していません。原因として最も可能性が高いものはどれですか?

  1. A. GuardDutyはS3を対象にしておらず、S3のAPI異常検知にはCloudTrail Insightsを使う必要がある
  2. B. バケットでサーバーアクセスログを有効にしていないため、GuardDutyが解析するログが存在しない
  3. C. GuardDutyのS3 Protectionが無効になっており、S3データイベントの解析が行われていない
  4. D. バケットにObject Lockが設定されていないため、GuardDutyがオブジェクト操作を追跡できない
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正解:C

A GuardDutyにはS3 Protectionがあり、S3のデータイベントを解析して異常なアクセスパターンを検出できる。S3が対象外という前提が誤り

B GuardDutyのS3 Protectionが解析するのはCloudTrailのS3データイベントであり、S3サーバーアクセスログではない。サーバーアクセスログを有効にしても検出結果は増えない

C(正解) 正解。S3 Protectionは個別に有効・無効を切り替えられる保護プランで、これが無効だとS3のデータイベントは解析対象にならない

D Object Lockは書き込み保護の機能で、脅威検出の可否とは無関係。GuardDutyの解析対象や検出能力には影響しない

GuardDuty/脅威検出

Q2. セキュリティチームは、EC2インスタンスのEBSボリュームにマルウェアが存在しないかを定期的に確認したいと考えています。ただし本番インスタンスの性能に影響を与えたくないため、インスタンス内でスキャンプロセスを常時走らせることは避けたいという制約があります。運用負荷が最も小さい方法はどれですか?

  1. A. GuardDuty Malware Protection for EC2でEBSボリュームをスキャンする
  2. B. 各インスタンスにサードパーティのウイルス対策エージェントを導入し、Systems Managerでスケジュール実行する
  3. C. Amazon Inspectorのスキャンを有効にして、EBSボリューム上のマルウェアを検出する
  4. D. Macieのデータ検出ジョブをEBSボリュームに対して実行し、悪意あるファイルを特定する
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正解:A

A(正解) 正解。対象インスタンスのEBSボリュームからレプリカを作成してGuardDuty側でスキャンするため、インスタンス上にエージェントを常駐させる必要がなく本番ワークロードへの影響も小さい

B 実現はできるがエージェントの配布・更新・スキャン中の負荷という運用コストが発生し、インスタンス性能に影響を与えたくないという制約にも反する

C Inspectorが検出するのはソフトウェアの脆弱性やネットワーク到達性、コード上の問題であり、マルウェアそのもののシグネチャ検査は行わない

D Macieが対象とするのはS3上の機密データの検出であり、EBSボリュームもマルウェアも対象外である

証拠保全/フォレンジック2つ選択

Q3. ある企業でマルウェアの感染が疑われる挙動が検出され、インシデント対応の手順を確認しています。本番のEC2インスタンスが侵害された疑いがあり、証拠を保全したうえで調査を行うことになりました。フォレンジックの観点で適切な操作を2つ選んでください。(2つ選択)

  1. A. 調査担当者がインスタンスにログインし、マルウェアと思われるファイルをその場で削除して復旧させる
  2. B. 通信を遮断する隔離用セキュリティグループへ付け替え、インスタンスは稼働させたままにする
  3. C. EBSボリュームのスナップショットを取得し、フォレンジック専用アカウントへ共有して解析する
  4. D. インスタンスを再起動して、正常な状態に戻す
  5. E. インスタンスを終了し、同じAMIから新しいインスタンスを起動する
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正解:B・C

A 証拠となるファイルやタイムスタンプが失われ、攻撃の経路や範囲が追えなくなる

B(正解) 正解。外部との通信を止めつつ、メモリ上の揮発性の情報を失わずに調査を進められる

C(正解) 正解。本番環境に手を加えずに解析でき、解析作業による証拠の汚染も避けられる。暗号化キーの共有許可も併せて必要になる

D メモリ上の情報が失われ、攻撃者の痕跡も消える。侵害の原因が残っていれば再び悪用される

E 証拠が完全に失われる。復旧を優先する場合でも証拠保全の後に行うべきである

インシデント対応手順2つ選択

Q4. ある企業がインシデント対応の体制を整備しており、実際に侵害が起きてから慌てないための準備を洗い出しています。侵害の発生に備えて事前に用意しておくべき事項として適切なものを2つ選んでください。(2つ選択)

  1. A. 通信を遮断する隔離用のセキュリティグループと、解析を行うフォレンジック専用アカウントをあらかじめ用意しておく
  2. B. 調査に必要なログは平時には取得を止めておき、侵害が疑われた時点で有効化する
  3. C. 対応担当者が緊急時に引き受ける専用ロールと、その利用を検知して通知する仕組みを定義しておく
  4. D. 対応手順は事案ごとに都度検討することとし、標準の手順書は作らない
  5. E. 侵害が疑われるインスタンスは即座に終了させる方針をあらかじめ定めておく
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正解:A・C

A(正解) 正解。侵害の判明後に設計から始めると封じ込めが遅れるため、隔離の手段と解析の場は平時に用意して手順を確認しておく

B 有効化した時点より前の記録は残らないため、最も知りたい侵害前後の挙動が失われる。ログは平時から取得しておく必要がある

C(正解) 正解。平時は使わない強い権限を用途と主体を限って用意し、利用そのものを検知できるようにしておくことで、緊急時の初動と事後の説明責任を両立できる

D 判断のばらつきと対応の遅れを招く。想定される事案ごとに手順を用意し、訓練で検証しておくのが基本になる

E メモリやインスタンスストア上の証拠が失われ、原因究明が不可能になる。証拠保全を経てから復旧するのが原則である

セキュリティのログ記録とモニタリング

CloudTrail/監査証跡

Q5. 監査部門から「組織内のすべてのアカウントのAPI操作履歴を、メンバーアカウントの管理者が停止・削除できない形で1か所に集約すること」という要件が出されました。今後追加されるアカウントも自動的に対象となる必要があります。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. 各メンバーアカウントでCloudTrailの証跡を作成し、配信先として監査アカウントのS3バケットを指定する
  2. B. 管理アカウントまたは委任管理者から組織の証跡を作成し、監査アカウントのS3バケットへ配信する
  3. C. 各アカウントでCloudTrailを有効にし、SCPで証跡の削除だけを禁止する
  4. D. 監査アカウントでCloudTrail Lakeのイベントデータストアを作成すれば、他アカウントのイベントが自動的に取り込まれる
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正解:B

A 集約自体はできるが、各アカウントの管理者が自分の証跡を停止・削除できてしまい、改ざん耐性の要件を満たさない。新規アカウントへの適用も自動化されない

B(正解) 正解。組織の証跡はメンバーアカウント側から変更・削除できず、組織に追加されたアカウントも自動的に記録対象となるため、両方の要件を同時に満たす

C 削除は防げても停止や設定変更を個別に禁止する必要があり、証跡の作成漏れも起きる。新規アカウントの自動適用も別途仕組みが必要になる

D イベントデータストアを作るだけでは他アカウントのイベントは入らない。組織単位で収集する設定が別途必要になる

CloudTrail/監査証跡

Q6. セキュリティ部門が、機密データを保管する特定のS3バケットに限ってオブジェクトの読み書きを記録したいと考えています。アカウント内には数百のバケットがあり、すべてを対象にするとログ量とコストが許容できません。最も適切な設定はどれですか?

  1. A. CloudTrailの管理イベントで読み取りイベントを有効にする
  2. B. 対象バケットでS3サーバーアクセスログを有効にし、CloudTrailの管理イベントと突き合わせる
  3. C. CloudTrailのデータイベントを有効にし、すべてのS3バケットを対象にしたうえでAthenaで対象バケットだけを抽出する
  4. D. CloudTrailのデータイベントを有効にし、高度なイベントセレクタで対象バケットのリソースARNに一致するものだけを記録する
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正解:D

A 管理イベントの読み取りに含まれるのは設定参照系のAPIで、オブジェクトの取得は記録されない

B サーバーアクセスログでもオブジェクトアクセスは追えるが、配信がベストエフォートで遅延があり、IAM主体の情報も限定的なため監査用途としては弱い

C 抽出は可能だが、全バケットのデータイベントを記録するためログ量とコストの制約に反する

D(正解) 正解。高度なイベントセレクタはリソースARNやイベント名で記録対象を絞り込めるため、必要なバケットだけを記録してログ量とコストを抑えられる

CloudTrail/監査証跡

Q7. 規制対応の一環として、監査証跡が保存後に改ざんされていないことを証明できる必要が生じました。監査人からは「AWSが提供する仕組みで、ログファイルが変更・削除されていないことを検証できること」と指示されています。最も適切な設定はどれですか?

  1. A. CloudTrailのログファイル検証を有効にする
  2. B. ログ保存先バケットでバージョニングを有効にする
  3. C. ログ保存先バケットのアクセスログを有効にし、書き込み操作を監視する
  4. D. ログファイルをSSE-KMSで暗号化する
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正解:A

A(正解) 正解。ログファイル検証を有効にすると各ログのハッシュを含む署名付きダイジェストファイルが定期的に出力され、ファイルの変更・削除の有無を後から検証できる

B 上書きからの復元には有効だが、ファイルが改ざんされていないことをAWSの署名で証明する手段にはならない

C アクセスの記録は残るが、個々のログファイルの内容が元のままであることの証明にはならない

D 暗号化は機密性を守る仕組みで、完全性の検証手段ではない。復号できる権限があれば書き換えたうえで再暗号化もできてしまう

CloudTrail/監査証跡

Q8. セキュリティチームは、過去5年分のAPI操作履歴に対してSQLで調査クエリを実行したいと考えています。現在はS3に保存したCloudTrailログをAthenaで検索していますが、パーティションやテーブル定義の管理が負担になっています。運用の手間を減らせる選択肢はどれですか?

  1. A. CloudTrail Insightsを有効にし、異常なAPI呼び出し率を検索する
  2. B. ログをOpenSearch Serviceに取り込み、ダッシュボードから検索する
  3. C. CloudTrail Lakeのイベントデータストアを作成し、保持期間を設定してSQLでクエリする
  4. D. ログをRedshiftへ定期的にロードし、SQLで検索する
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正解:C

A Insightsは通常と異なる呼び出し量を検出する機能で、任意条件での履歴検索の代替にはならない

B 検索性は高まるが、5年分のインデックス維持のコストとクラスターの運用が新たに発生し、手間を減らす方向とは言い難い

C(正解) 正解。CloudTrail Lakeはイベントを構造化して保持し、テーブル定義やパーティション管理なしにSQLで長期の履歴を検索できる

D 検索はできるが、ロード処理の実装とクラスターの運用が増えるため、管理負担を減らしたいという目的に逆行する

CloudTrail/監査証跡

Q9. あるアカウントで、深夜に短時間だけ普段の数十倍のAPI呼び出しが発生していたことが後から判明しました。セキュリティチームは、こうした呼び出し量の急変を自動的に検知したいと考えていますが、どのAPIが対象になるかは事前に決められません。最も適した機能はどれですか?

  1. A. CloudWatch Logsのメトリクスフィルターで対象APIをすべて列挙し、アラームを設定する
  2. B. CloudTrail Insightsを有効にし、呼び出し量やエラー率の異常をInsightsイベントとして検出する
  3. C. AWS Budgetsでコストの急増アラートを設定し、間接的にAPI呼び出しの増加を検知する
  4. D. Configの設定変更履歴を監視し、変更件数が急増したらアラートを出す
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正解:B

A 対象を事前に決められないという前提と矛盾する。網羅的な列挙は現実的でなく、維持も困難である

B(正解) 正解。Insightsは通常の呼び出しパターンをベースラインとして学習し、書き込みAPIの呼び出し量やエラー率が逸脱したときにイベントを生成するため、対象APIを事前に指定する必要がない

C コストの変化は遅れて現れ、API呼び出し量と直結もしない。セキュリティ検知の手段としては不適切である

D Configが記録するのは対応リソースの構成変更に限られ、読み取り系や非対応サービスのAPIの急増は捉えられない

インフラストラクチャのセキュリティ

VPC/セキュリティグループ/NACL

Q10. 3層構成のアプリケーションで、Webサーバー層からアプリケーション層への通信のみを許可したいと考えています。各層はAuto Scalingで台数が変動し、IPアドレスは固定されません。運用の手間が最も小さい設計はどれですか?

  1. A. アプリケーション層のセキュリティグループで、Web層が利用するサブネットのCIDRからの通信を許可する
  2. B. アプリケーション層のセキュリティグループで、送信元にWeb層のセキュリティグループIDを指定して許可する
  3. C. ネットワークACLでWeb層サブネットからの通信のみを許可し、セキュリティグループはすべて許可にする
  4. D. Web層の各インスタンスにElastic IPを割り当て、そのIPをアプリケーション層のセキュリティグループで個別に許可する
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正解:B

A 台数変動には耐えるが、同じサブネットに別の用途のリソースが配置されると意図しない通信まで許可される。層の境界を正確に表現できない

B(正解) 正解。セキュリティグループを送信元に指定すれば、そのグループに属するインスタンスが増減してもルールの変更が不要で、層の境界を論理的に表現できる

C ネットワークACLはステートレスで戻り方向のエフェメラルポートの管理が必要になるうえ、セキュリティグループを全許可にすると多層防御が失われる

D 台数が変わるたびにルールの追加・削除が必要で運用負荷が高く、ルール数の上限にも当たりやすい

VPC/セキュリティグループ/NACL

Q11. ある企業のWeb基盤に対して、特定のIPアドレスから断続的なスキャンと不正アクセスの試行が続いています。この送信元からVPC内リソースへ向かう通信を、サブネット単位で遮断したいと考えています。セキュリティグループでは実現しにくい理由と、適切な手段の説明として正しいものはどれですか?

  1. A. セキュリティグループには拒否ルールがないためサブネット全体には適用できないが、ネットワークACLはステートフルなので受信ルールを1つ追加すれば足りる
  2. B. セキュリティグループはサブネットに適用できないため、ネットワークACLで送信ルールだけを追加して遮断する
  3. C. セキュリティグループには明示的な拒否ルールが存在しないため、ネットワークACLで該当IPを拒否するルールを他の許可ルールより小さい番号で追加する
  4. D. セキュリティグループでもネットワークACLでも遮断できないため、WAFのIPセットで拒否する
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正解:C

A 拒否ルールがない点は正しいが、ネットワークACLはステートレスであるという基本を取り違えている

B 外部からの攻撃を止めるなら受信ルールでの拒否が中心になる。送信ルールだけでは受信を止められない

C(正解) 正解。ネットワークACLはルール番号の小さい順に評価され、拒否ルールを書ける唯一のレイヤーとしてサブネット単位の遮断に使える。番号順の設計が要点になる

D WAFはHTTP/HTTPSを扱うレイヤーで、対象がWeb以外の通信を含む場合には適用できない。ネットワークACLで遮断できるという前提も誤っている

VPC/セキュリティグループ/NACL

Q12. プライベートサブネットのEC2インスタンスから、業務で必要な外部のパッケージリポジトリにだけ接続を許可し、それ以外のインターネット向け通信は遮断したいという要件があります。接続先はドメイン名で示され、IPアドレスは頻繁に変わります。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. セキュリティグループの送信ルールで、許可するドメイン名を指定する
  2. B. ネットワークACLの送信ルールで、許可するドメインのIPアドレスを列挙する
  3. C. NATゲートウェイを削除し、インスタンスに直接パブリックIPを割り当てる
  4. D. 出口にNetwork Firewallを置き、ドメインリストで許可する
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正解:D

A セキュリティグループのルールで指定できるのはIPアドレス範囲やセキュリティグループなどで、ドメイン名は指定できない

B IPアドレスが頻繁に変わる前提では維持できない。ルール数の上限にも当たりやすい

C 通信の制限にならないどころか、インスタンスをインターネットへ露出させる危険な変更である

D(正解) 正解。Network Firewallはドメイン名によるフィルタリングに対応しており、IPアドレスの変動に影響されずに許可対象を表現できる。出口を1か所に集約する設計とも相性が良い

VPC/セキュリティグループ/NACL

Q13. 社内拠点やVPNから接続する管理用の通信を許可するため、多数のセキュリティグループに同じ拠点のCIDRを列挙しています。拠点の追加や回線の切り替えのたびに、すべてのセキュリティグループを個別に修正する作業が発生しており、修正漏れも起きています。運用の手間と漏れを減らす方法として最も適切なものはどれですか?

  1. A. 拠点のCIDRを列挙したセキュリティグループを1つ作り、他のセキュリティグループから送信元として参照する
  2. B. ネットワークACLに拠点のCIDRをまとめて記述し、セキュリティグループ側は全許可にする
  3. C. マネージドプレフィックスリストに拠点のCIDRを登録し、各セキュリティグループのルールでそのプレフィックスリストを参照する
  4. D. SCPで、拠点以外のCIDRを送信元とする受信ルールの作成を拒否する
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正解:C

A セキュリティグループを送信元に指定できるのは、そのグループに属するENIからの通信を許可する用途である。グループに属さない社外拠点のCIDRを間接的に参照する使い方はできない

B ネットワークACLはステートレスで戻り方向の管理が必要になるうえ、セキュリティグループを全許可にすると多層防御が失われる

C(正解) 正解。参照先のプレフィックスリストを1か所更新すれば、それを参照するすべてのセキュリティグループへ反映されるため、拠点の増減に個別の修正が不要になる。ほかのアカウントへ共有して使わせることもできる

D セキュリティグループのルールに書かれたCIDRの値を判定できる条件キーは用意されていないため、ルールの中身を根拠にした予防的な拒否は表現できない

VPC/セキュリティグループ/NACL

Q14. 運用チームがプライベートサブネットのLinuxインスタンスへ接続するために踏み台サーバーを維持しています。踏み台のパッチ適用、鍵の配布、24時間の稼働コストが負担となっており、廃止したいと考えています。監査要件として接続の記録が必要です。最も適切な代替はどれですか?

  1. A. インスタンスにElastic IPを割り当て、運用チームの拠点IPからのSSHのみ許可する
  2. B. Client VPNを構築し、VPN経由でSSH接続する
  3. C. Session Managerを利用し、セッションログを記録する
  4. D. EC2シリアルコンソールを常時有効にし、運用チームに利用させる
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正解:C

A インスタンスをインターネットへ露出させることになり、セキュリティ上の後退である。接続内容の記録も残らない

B 経路の保護にはなるが、鍵の管理は残り、OS内での操作記録も別途仕組みが必要になる。踏み台の課題の一部しか解消しない

C(正解) 正解。受信ポートも鍵も不要で、IAMで接続権限を制御でき、セッションの操作内容をログとして残せる。踏み台の維持コストもなくなる

D シリアルコンソールは障害復旧向けの手段で、日常の運用アクセスの代替としては機能や記録の面で不適切である

VPC/セキュリティグループ/NACL

Q15. 自社が提供するAPIを、複数の顧客のVPCから利用できるようにしたいと考えています。顧客のVPCとCIDRが重複する可能性があり、また顧客側から自社VPC内の他のリソースへは一切アクセスさせたくありません。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. 顧客のVPCとVPCピアリング接続を確立し、ルートテーブルでAPIサーバーのIPのみを許可する
  2. B. NLBの背後に置き、エンドポイントサービスとして公開する
  3. C. Transit Gatewayで顧客のVPCと接続し、ルートテーブルを分離する
  4. D. APIをインターネットに公開し、顧客のIPアドレスをセキュリティグループで許可する
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正解:B

A ピアリングはCIDRが重複していると確立できず、また経路とセキュリティグループの設定次第で他リソースへの到達余地が残る

B(正解) 正解。PrivateLinkによる接続はCIDRの重複に影響されず、公開したサービスにのみ到達できるため、他リソースへのアクセスを構造的に遮断できる

C CIDR重複の問題が残り、顧客同士や自社ネットワークとの経路設計も複雑になる。外部顧客との接続には過剰である

D 通信がインターネットを経由し、顧客のIP変更のたびに設定が必要になる。プライベート接続を求める要件にも合わない

アイデンティティとアクセスの管理

IAMポリシー評価

Q16. ある開発者のIAMロールには管理者相当の権限を持つポリシーがアタッチされています。一方、所属する組織単位に適用されたSCPでは特定リージョン以外の操作が拒否されており、さらにS3バケットのバケットポリシーではそのロールのアクセスが明示的に拒否されています。この開発者が当該バケットへオブジェクトを配置しようとした場合の結果として正しいものはどれですか?

  1. A. IAMポリシーが管理者相当のため、他の設定に関わらず操作は成功する
  2. B. SCPで許可されたリージョンであれば、バケットポリシーの拒否よりIAMポリシーの許可が優先されて成功する
  3. C. バケットポリシーの明示的な拒否により操作は失敗する
  4. D. バケットポリシーとIAMポリシーが競合するため、より新しく更新された方が優先される
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正解:C

A 許可の広さが拒否を上書きすることはない。評価の基本原則を取り違えている

B 識別ベースのポリシーがリソースベースのポリシーの明示的な拒否を上書きすることはない

C(正解) 正解。どのポリシー種別であっても明示的な拒否が1つでもあれば最終結果は拒否になる。明示的拒否は評価の最初に判定され、他の許可では覆せない

D ポリシーの更新時刻が評価に影響することはない。そのような優先規則は存在しない

IAMポリシー評価

Q17. 開発チームに、自分たちで使うIAMロールを自由に作成させたいと考えています。ただし作成されたロールが管理者相当の権限を持つことは防ぐ必要があります。開発チームのロール作成権限を維持しつつ、作られるロールの上限権限を制限する仕組みはどれですか?

  1. A. 作成されたロールを定期的に検査し、過大な権限を持つものを削除する
  2. B. 許可境界の付与を条件としたロール作成の許可を与える
  3. C. 開発チームのポリシーで管理者ポリシーのアタッチだけを拒否する
  4. D. SCPで開発アカウントのIAM操作をすべて拒否する
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正解:B

A 事後の是正であり、検知までの間は過大な権限が有効なままになる。予防的な統制になっていない

B(正解) 正解。許可境界は作られるロールが行使できる権限の上限を定め、境界の付与を条件にすることで境界なしのロール作成そのものを防げる

C 特定のポリシー名を拒否しても、同等の権限を持つ独自ポリシーを作られると回避される

D ロールを自由に作らせたいという前提が成立しなくなる

IAMポリシー評価

Q18. SaaSを提供する企業が、利用者ごとにファイルを預かるストレージ機能を実装しようとしています。アプリケーションが、利用者ごとに異なるS3のプレフィックスにのみアクセスできる一時認証情報を発行したいと考えています。IAMロールは1つに集約し、利用者ごとにロールを作らない方針です。最も適切な実装はどれですか?

  1. A. 利用者ごとにIAMユーザーを作成し、アクセスキーを発行する
  2. B. 利用者ごとにロールのポリシーを都度書き換えてからAssumeRoleを呼ぶ
  3. C. 共通ロールに全プレフィックスへの権限を与え、アプリのコード内でプレフィックスを検査する
  4. D. AssumeRole時にセッションポリシーを渡し、そのセッションで利用できるプレフィックスを絞り込む
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正解:D

A 1つのロールに集約する方針に反し、長期認証情報の管理という重い課題を抱え込む

B 同時に複数の利用者が存在する環境では競合し、書き換えの遅延で誤った権限が付与される危険がある

C アプリの実装に不備があれば他利用者のデータへ到達できる。権限の境界がAWS側で担保されない

D(正解) 正解。セッションポリシーはロールの権限とセッションポリシーの重なりだけを有効にするため、共通ロールを保ちながらセッション単位の最小権限が実現できる

IAMポリシー評価

Q19. セキュリティレビューで、あるポリシーが「NotActionでiam:*を指定し、それ以外のすべてのアクションをAllowする」記述になっていることが判明しました。作成者は「IAM操作だけを禁止する意図だった」と説明しています。このポリシーの問題点として最も適切な指摘はどれですか?

  1. A. 許可の記述でNotActionを使うと、列挙外のすべてを許可することになる
  2. B. NotActionはリソースベースのポリシーでしか使えないため、この記述は無効になる
  3. C. NotActionを使うとポリシーのサイズ上限を超えるため、評価がエラーになる
  4. D. NotActionは明示的な拒否として評価されるため、他の許可がすべて打ち消される
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正解:A

A(正解) 正解。NotActionを許可と組み合わせると列挙外のすべてが許可対象になる。禁止を表現したいのであれば明示的な拒否で書くべきである

B NotActionは識別ベースのポリシーでも使用でき、無効になるわけではない

C サイズ上限とNotActionの使用に直接の関係はない

D NotActionは対象の指定方法であって、効果を拒否に変える働きはない

IAMポリシー評価

Q20. ある企業の研究開発部門では、複数のプロジェクトが1つのアカウント上で並行して動いています。その数は数十に達しており、プロジェクトごとにリソースへのアクセスを分離する必要があります。プロジェクトが増えるたびにポリシーを追加する運用は避けたいという要望があります。最も適切な設計はどれですか?

  1. A. プロジェクトごとにIAMグループを作り、リソースARNを列挙したポリシーをアタッチする
  2. B. プロジェクトごとにアカウントを分割し、SCPで制御する
  3. C. 主体とリソースのタグの一致を条件とする属性ベースのポリシーを使う
  4. D. 各プロジェクトのメンバーに個別のIAMユーザーを作り、インラインポリシーで制御する
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正解:C

A プロジェクトの増加に比例してポリシーが増え、リソース追加のたびに更新が必要になる。避けたい運用そのものである

B 分離の観点では強力だが、同一アカウントを共有するという前提を変える大きな移行を伴い、要件への回答としては過剰である

C(正解) 正解。プロジェクトが増えてもタグを付けるだけで済み、ポリシーの追加や書き換えが不要になる。タグ付けの統制を併せて設計する必要がある

D 管理対象が最も増える方式で、要望と正反対の運用になる

データ保護

KMS/鍵管理

Q21. セキュリティ担当者が、カスタマー管理のKMSキーについて「管理者権限を持つIAMユーザーであっても、このキーでの復号は特定のアプリケーションロールだけに限定したい」と考えています。実現方法の理解として正しいものはどれですか?

  1. A. IAMポリシーで管理者から復号権限を外せば、キーポリシーの記述に関わらず限定できる
  2. B. キーポリシーでアプリケーションロールにのみ復号を許可する
  3. C. キーを無効化し、必要なときだけ有効化する運用にする
  4. D. キーにタグを付け、タグの一致を条件にすればキーポリシーは不要になる
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正解:B

A 管理者は自らのIAMポリシーを変更できるため、識別ベースの制限だけでは限定が保証されない

B(正解) 正解。KMSではキーポリシーが権限の基点であり、そこで許可されていない主体はIAMポリシーの記述だけでは操作できない。委任を許す記述を絞ることで利用主体を限定できる

C 利用主体の限定にならず、有効化している間は誰でも権限があれば使える。運用も現実的でない

D 属性による制御は補助的な手段で、キーポリシーが権限の基点であるという原則は変わらない

KMS/鍵管理

Q22. あるサービスが、利用者の代わりに一時的にKMSキーを使ってデータを暗号化する必要があります。キーポリシーを何度も書き換えることなく、必要な期間だけ限定的な権限を委譲し、不要になったら取り消したいと考えています。最も適した仕組みはどれですか?

  1. A. キーポリシーにサービスプリンシパルを追加し、作業完了後に削除する
  2. B. キーのエイリアスをサービスごとに作成し、エイリアス単位で権限を付与する
  3. C. グラントを作成して必要な操作だけを委譲し、不要になったらグラントを取り消す
  4. D. サービス用にIAMユーザーを作成し、アクセスキーを渡す
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正解:C

A 都度の書き換えが必要で、複数の委譲が並行すると衝突しやすい。書き換えの取り消し漏れも起きる

B エイリアスは参照用の別名で、権限を分離する仕組みではない

C(正解) 正解。グラントはキーポリシーを変更せずに一時的で限定的な権限を委譲でき、取り消しによって即座に権限を失わせられる。多数の一時的な委譲を扱う用途に適している

D 長期の認証情報が増え、期間を限定した委譲という要件にも合わない

KMS/鍵管理

Q23. 災害対策のため、あるリージョンで暗号化したデータを別リージョンへレプリケーションし、障害時にはそのリージョンで復号して処理を継続したいと考えています。復号のたびに元のリージョンへ依存する構成は避けたいという要望があります。最も適切な選択はどれですか?

  1. A. 既存のカスタマー管理キーを、コンソールの設定でマルチリージョンキーへ変更する
  2. B. 元リージョンのキーポリシーで、別リージョンのロールに復号を許可する
  3. C. キーマテリアルをエクスポートし、別リージョンで同じキーとして作成する
  4. D. マルチリージョンキーを作成し、対象リージョンにレプリカを作る
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正解:D

A 既存の単一リージョンキーを後からマルチリージョンキーへ変換することはできない。作成時に選択する属性である

B 権限の付与はできるが、復号のたびに元リージョンのKMSへ依存する構成が残り、要望に反する

C KMSで生成したキーマテリアルをエクスポートすることはできない

D(正解) 正解。マルチリージョンキーは同じキーマテリアルを持つため、一方で暗号化したデータを他方で復号でき、リージョン間の依存を持たずに処理を継続できる

KMS/鍵管理

Q24. 金融系の企業が、暗号鍵の管理に関する社内規程と外部規制への対応を進めています。規制要件により、暗号鍵の生成を自社の管理下で行い、その原本を社内に保持する必要があります。AWS上での暗号化にはKMSを使いたいと考えています。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. キーマテリアルなしでキーを作成し、自社で生成した鍵をインポートして利用する
  2. B. KMSでキーを作成し、キーマテリアルをエクスポートして社内に保管する
  3. C. AWS管理キーを使い、キーポリシーで自社のみに利用を限定する
  4. D. アプリケーション側で暗号化し、KMSは使わずに鍵をS3へ保存する
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正解:A

A(正解) 正解。インポートしたキーマテリアルであれば原本を自社で保持でき、有効期限の設定や必要時の削除による無効化も自社の判断で行える。自動ローテーションが使えない点は運用設計で補う

B KMSが生成したキーマテリアルはエクスポートできないため、この運用は成立しない

C AWS管理キーはキーポリシーを編集できず、鍵の生成を自社管理下で行うという要件も満たさない

D 鍵を平文でストレージへ置くことになり、保護の観点で大きく後退する

KMS/鍵管理

Q25. 金融規制への対応として、鍵の保管に単一テナントで検証済みのハードウェアセキュリティモジュールを使うことが求められました。一方でS3やEBSといったAWSサービスの暗号化はKMSの統合機能をそのまま使いたいと考えています。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. CloudHSMのクラスターを構築し、各サービスの暗号化を直接CloudHSMのAPIで行う
  2. B. CloudHSMをバックエンドとするカスタムキーストアを構成する
  3. C. AWS管理キーを使いつつ、CloudHSMで鍵のコピーを保管する
  4. D. KMSのマルチリージョンキーを使えば、専用ハードウェアでの保管要件を満たせる
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正解:B

A S3やEBSの標準的な暗号化統合はCloudHSMのAPIを直接利用する構成に対応しておらず、アプリケーション側の作り込みが大量に発生する

B(正解) 正解。鍵はCloudHSMのクラスターに保管されつつ、利用側はKMSのキーとして扱えるため、サービス統合をそのまま活かして規制要件に対応できる

C AWS管理キーのキーマテリアルを別の場所へ保管する仕組みはなく、要件も満たさない

D マルチリージョンキーはリージョン間での利用のための機能で、単一テナントのハードウェアという要件とは無関係である

管理とセキュリティガバナンス

マルチアカウント統制

Q26. 急成長中の企業が、単一のAWSアカウントで開発・検証・本番のすべてのワークロードを運用しています。権限の分離が難しく、検証環境の操作ミスが本番に波及する事故も起きています。セキュリティガバナンスの観点で最初に取り組むべき方針はどれですか?

  1. A. 同一アカウント内で環境ごとにIAMグループを分け、タグベースの条件で分離する
  2. B. 同一アカウント内で環境ごとにVPCを分け、ネットワークレベルで分離する
  3. C. Organizationsで環境ごとにアカウントを分割し、SCPで統制する
  4. D. 本番のリソースだけを別リージョンへ移し、リージョンで分離する
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正解:C

A 分離の助けにはなるが、サービスによってはタグでの制御に限界があり、課金や上限も共有されたままで、事故の波及を構造的には防げない

B ネットワークの分離は進むが、IAMや上限、課金は共有されたままで、権限分離という中心的な課題が残る

C(正解) 正解。アカウントは権限・課金・サービス上限の境界であり、分割によって事故の波及範囲を構造的に限定できる。組織単位ごとの統制もSCPで表現できる

D リージョンは権限の境界ではないため、同じ認証情報で操作できてしまい分離にならない

マルチアカウント統制

Q27. 組織のセキュリティ運用を専任チームへ集約するにあたり、GuardDuty、Security Hub、IAM Access Analyzer、Detectiveなどを1つのセキュリティアカウントで一元管理したいと考えています。管理アカウントは日常運用に使わない方針です。最も適切な進め方はどれですか?

  1. A. セキュリティチームに管理アカウントの管理者権限を付与し、そこから各サービスを操作する
  2. B. セキュリティアカウントを各サービスの委任管理者として登録する
  3. C. 各メンバーアカウントにセキュリティチーム用のロールを作り、アカウントごとに切り替えて運用する
  4. D. 各サービスの検出結果をS3へ出力し、セキュリティアカウントから読み取る
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正解:B

A 管理アカウントを日常運用に使わない方針に反し、影響範囲の大きい権限を広く配ることにもなる

B(正解) 正解。委任管理者の仕組みはサービスごとに登録でき、管理アカウントを使わずに組織全体の有効化・設定・集約を実施できる

C アカウント数に比例して手間が増え、検出結果の集約も実現しない。一元管理という目的に合わない

D 参照はできるが、組織全体の有効化や設定の一元管理はできず、対応状況の管理機能も失われる

マルチアカウント統制

Q28. ある企業が部門別のコスト把握とリソースの所有者特定を進めるため、タグ付けの運用を見直しています。組織全体で、リソースに部門とコスト管理用のタグを必ず付けるルールを徹底したいと考えています。タグのキー名の表記ゆれも防ぎたいという要望があります。最も適切な組み合わせはどれですか?

  1. A. Configルールで必須タグの有無を評価し、非準拠リソースを通知する
  2. B. SCPでタグのないリソース作成を拒否すれば、表記ゆれも自動的に防げる
  3. C. 各チームの運用手順書にタグ付けのルールを記載し、レビューで確認する
  4. D. タグポリシーで定義し、SCPでタグなしの作成を拒否する
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正解:D

A 検知には有効だが、タグなしでの作成そのものは防げず、キー名の表記ゆれの統制にもならない

B 作成の拒否はできるが、キー名の正しい表記を組織として定義する仕組みは別に必要である

C 人手の運用に依存するため徹底できず、規模が大きくなるほど守られなくなる

D(正解) 正解。タグポリシーが表記ゆれを含む定義の統制を担い、SCPが作成時の必須化を担う。役割の異なる2つの仕組みを組み合わせることで要件を満たせる

マルチアカウント統制

Q29. ある企業が新規事業の立ち上げに伴い、アカウントを継続的に追加していく計画を立てています。組織内のすべてのアカウントに、共通のIAMロール、Configの設定、ログ配信の構成を展開したいと考えています。今後追加されるアカウントにも自動的に適用され、各アカウントで個別にデプロイ作業を行わない方法はどれですか?

  1. A. StackSetsを組織単位に展開し、自動デプロイを有効にする
  2. B. 各アカウントでCloudFormationテンプレートを実行する手順書を用意する
  3. C. SCPで必要なリソースの存在を強制する
  4. D. 管理アカウントに共通リソースを作成し、各アカウントから参照させる
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正解:A

A(正解) 正解。組織単位を対象にした展開では、新しく追加されたアカウントにもスタックが自動的に作成されるため、個別の作業が不要になる

B 手作業が残り、新規アカウントへの適用漏れが避けられない

C SCPは操作の許可・拒否を表現する仕組みで、リソースを作成する働きはない

D IAMロールやConfigの設定は各アカウントに存在する必要があり、参照で代替できるものではない

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