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AWS SAA サンプル問題

AWS Certified Solutions Architect - Associate(AWS SAA)対策のオリジナル問題30問を無料公開。アプリの無料枠と同じ問題で、全220問収録のAWS SAA問題集から抜粋しています。「答えと解説を見る」を開くと、正解だけでなく全選択肢の解説を読めます。

30問無料公開 全220問収録 全選択肢解説付き
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セキュアなアーキテクチャ設計

IAM/Organizations

Q1. ある企業がEC2インスタンス上で動くアプリケーションからS3バケットへ読み書きさせようとしています。セキュリティ部門から「長期の静的認証情報をインスタンス内に一切置かないこと」と指示されました。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. IAMユーザーのアクセスキーを作成し、ユーザーデータスクリプトで~/.aws/credentialsに書き込む
  2. B. S3アクセス権限を持つIAMロールを作成し、インスタンスプロファイルとしてEC2にアタッチする
  3. C. アクセスキーをSystems Manager Parameter StoreのSecureStringに保存し、起動時にアプリが取得する
  4. D. ルートユーザーのアクセスキーを発行し、環境変数として設定する
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正解:B

A アクセスキーは長期認証情報そのもので、要件に真っ向から反する。ユーザーデータはメタデータサービス経由で参照できるため、キーの露出リスクも高い

B(正解) 正解。インスタンスメタデータ経由で自動ローテーションされる一時認証情報が配布され、インスタンス上に静的キーを置かずに済む

C Parameter Storeを読むための認証情報が別途必要になるうえ、取得後もアクセスキー自体は長期認証情報のまま。問題を先送りしているだけ

D ルートユーザーのアクセスキーはそもそも作成すべきでない最悪の選択。権限も無制限で最小権限の原則に反する

データ保護/KMS/暗号化

Q2. ある企業がS3に保管する監査ログを保存時に暗号化する必要があります。要件は「暗号化キーを定期的にローテーションできること」「誰がいつキーを使用したかを追跡できること」、ただし「キーマテリアル自体の保管や配布は自社で行いたくない」ことです。最も適切な暗号化方式はどれですか?

  1. A. SSE-S3(Amazon S3マネージドキー)
  2. B. SSE-C(お客様提供の暗号化キー)
  3. C. SSE-KMS(AWS KMSのカスタマー管理キー)
  4. D. アプリケーション側でファイルを暗号化してからPutObjectする
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正解:C

A AWSが完全に管理するため運用は最も楽だが、キーポリシーによるアクセス制御や個別の使用監査ができない。「使用を追跡したい」要件を満たせない

B リクエストごとにキーを送信する方式で、キーマテリアルの保管・配布は完全に自社責任になる。「自社で管理したくない」に反する

C(正解) 正解。キーマテリアルはKMSが保護しつつ、自動キーローテーションの有効化、キーポリシーによる制御、CloudTrailでの使用記録がすべて可能

D クライアントサイド暗号化はキー管理・ローテーション・監査をすべて自前で実装する必要があり、運用負荷が最も高い

ネットワークセキュリティ

Q3. プライベートサブネットのEC2インスタンス群が、S3バケットへ大量のデータをアップロードしています。トラフィックをインターネットに出さず、かつ追加のデータ処理料金を発生させたくありません。最もコスト効率が高い構成はどれですか?

  1. A. パブリックサブネットにNATゲートウェイを配置し、プライベートサブネットのルートを向ける
  2. B. S3用のインターフェイスVPCエンドポイント(PrivateLink)を作成する
  3. C. 各インスタンスにElastic IPを付与し、インターネットゲートウェイ経由でS3にアクセスする
  4. D. S3用のゲートウェイVPCエンドポイントを作成し、ルートテーブルに関連付ける
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正解:D

A インターネット経由の通信になるうえ、NATゲートウェイは時間課金に加えて処理データ量にも課金される。大量転送では最も高くつく

B プライベート通信は実現できるが、ENIの時間課金と処理データ量課金が発生する。S3はゲートウェイ型が使えるため、コスト面で最適ではない

C インスタンスをインターネットに露出させることになり、要件に反する

D(正解) 正解。ゲートウェイエンドポイントはS3とDynamoDBのみ利用でき、エンドポイント自体の追加料金がかからない。VPC内から直接AWSネットワーク経由で到達する

IAM/Organizations

Q4. AWS Organizationsで200個のメンバーアカウントを管理する企業が、データ主権の要件から「ap-northeast-1とap-northeast-3以外のリージョンではリソースを作成できない」ことをすべてのアカウントに強制したいと考えています。管理者権限を持つアカウント所有者であっても例外を作れないようにする必要があります。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. Organizationsのサービスコントロールポリシーでaws:RequestedRegion条件による拒否を設定し、ルートまたはOUにアタッチする
  2. B. 各アカウントの全IAMユーザーとロールに、リージョン制限のIAMポリシーをアタッチする
  3. C. AWS Configのマネージドルールで、許可外リージョンのリソースを非準拠としてフラグ付けする
  4. D. IAM Access Analyzerで外部アクセスを検出し、許可外リージョンのリソースを報告させる
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正解:A

A(正解) 正解。SCPはメンバーアカウント内のIAMプリンシパルが持てる権限の上限を定義するガードレールで、アカウント側の管理者でも上書きできない

B アカウント内の管理者が新しいロールを作れば制限を回避できるうえ、200アカウント分の運用負荷が膨大。強制力がない

C Configは作成後の検出と修復であり、作成そのものを防げない。予防的統制ではなく発見的統制

D Access Analyzerはリソースポリシーによる外部共有の検出が目的で、リージョン制限の強制機能はない

データ保護/KMS/暗号化

Q5. 金融系の顧客が、規制対応として「暗号化キーのキーマテリアルがFIPS 140-2 レベル3で検証された専有ハードウェア上に保管され、そのハードウェアが単一テナントであり、キーの管理権限をAWSが一切持たないこと」を求めています。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. AWS KMSのAWSマネージドキーを利用する
  2. B. AWS Secrets Managerにキーマテリアルを保存し、自動ローテーションを有効化する
  3. C. AWS CloudHSMのクラスターを作成し、そこでキーを生成・管理する
  4. D. AWS Key Rotation Managerで専有キーストアを構成する
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正解:C

A AWSマネージドキーはサービス側が自動作成・管理するもので、専有ハードウェアでも単一テナントでもない。制御権も最も弱い

B Secrets Managerは認証情報などのシークレット保管が目的で、暗号化キーを保護するHSMではない。そもそもSecrets Manager自体がKMSに依存する

C(正解) 正解。CloudHSMは単一テナントの専有HSMを提供し、FIPS 140-2 レベル3検証済み。AWSはHSM内のキーにアクセスできず、ユーザーがキーの完全な管理権を持つ

D架空 AWS Key Rotation Managerというサービスは存在しない。KMSのキーローテーション機能を独立サービスと誤認させる選択肢

ネットワークセキュリティ

Q6. CloudFrontとApplication Load Balancerで公開しているWebアプリケーションが、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングの試行を受けています。HTTPリクエストの中身を検査して、悪意あるパターンを持つリクエストをブロックしたいと考えています。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. AWS Shield Standard
  2. B. AWS WAF
  3. C. ネットワークACLで攻撃元IPアドレスを拒否する
  4. D. AWS Network Firewall
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正解:B

A Shieldはネットワーク層・トランスポート層のDDoS攻撃を対象とする。HTTPペイロードの内容を検査してSQLインジェクションを判定する機能はない

B(正解) 正解。レイヤー7のWebアプリケーションファイアウォールで、SQLインジェクションやXSSのマネージドルールグループを持ち、CloudFrontやALBに直接関連付けられる

C NACLはIPアドレスとポートによるステートレスなフィルタリングのみ。リクエストボディの内容は判定できず、送信元IPが変わると追随できない

D VPCの入出力トラフィックを検査するファイアウォールで、CloudFrontディストリビューションには関連付けられない。Webアプリ向けのL7保護にはWAFが適切

IAM/Organizations

Q7. オンプレミスのActive Directoryで5,000人の従業員を管理している企業が、複数のAWSアカウントのマネジメントコンソールに既存のADアカウントでログインさせたいと考えています。AWS側でユーザーを個別に作成する運用は避けたいです。最も運用負荷が低い方法はどれですか?

  1. A. 全従業員分のIAMユーザーを各アカウントに作成し、ADのパスワードと同じものを設定する
  2. B. Amazon Cognitoユーザープールを作成し、ADからユーザーをインポートする
  3. C. AWS IAM Identity CenterをOrganizationsで有効化し、Active Directoryをアイデンティティソースとして接続する
  4. D. AWS Identity Federation Gatewayを各アカウントにデプロイし、LDAP同期を有効化する
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正解:C

A 5,000人×アカウント数のIAMユーザー管理が必要で運用負荷が最大。パスワードの二重管理は退職時の失効漏れなど重大なリスクを生む

B Cognitoはアプリケーションのエンドユーザー向け認証サービス。AWSマネジメントコンソールへの従業員アクセス管理は本来の用途ではない

C(正解) 正解。ADを信頼できるIDソースとして接続し、許可セットを使って複数アカウントへのシングルサインオンを一元管理できる。AWS側でのユーザー作成は不要

D架空 AWS Identity Federation Gatewayというサービスは存在しない。IDフェデレーションという概念を独立サービスに見せかけた選択肢

ネットワークセキュリティ3つ選択

Q8. 取引先企業向けにAmazon API GatewayのREST APIをインターネット公開します。要件は「社内IdPが発行するJWTを検証して呼び出し元を認証すること」「取引先ごとに1日あたりの呼び出し回数の上限を設けること」「SQLインジェクションなど一般的なWeb攻撃を遮断すること」の3点です。設定すべきものはどれですか?(3つ選択)

  1. A. Lambdaオーソライザーを構成する
  2. B. APIのリソースポリシーで、取引先が利用するVPCエンドポイントのIDからのアクセスだけを許可する
  3. C. APIキーと使用量プランを作成し、取引先ごとにクォータを設定する
  4. D. APIステージのキャッシュを有効にし、同一リクエストへの応答を再利用する
  5. E. AWS WAFのWeb ACLをAPIのステージに関連付ける
  6. F. 統合タイムアウトを最大値まで延長し、ステージのスロットリング設定を無効にする
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正解:A・C・E

A(正解) 正解。REST APIではLambdaオーソライザーで任意のJWTの署名・有効期限・クレームを検証し、認可結果をキャッシュしてバックエンドに到達する前に拒否できる

B プライベートAPI向けの制御であり、インターネット公開のAPIでは前提が異なる。加えてJWTの検証も呼び出し回数の制限も実現できない

C(正解) 正解。使用量プランは呼び出し元ごとに1日/週/月あたりのクォータとレート上限を設定でき、取引先単位の流量管理をAPI Gateway側で完結できる

D レイテンシとバックエンド負荷を下げる性能・コスト施策であり、認証・流量制限・攻撃遮断のいずれの要件も満たさない

E(正解) 正解。マネージドルールグループを適用すればSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどのリクエストをアプリケーションに届く前に遮断できる

F 流量の上限を外す方向の設定であり、要件の「取引先ごとの上限」と正反対。攻撃を受けた際の影響も拡大する

IAM/Organizations2つ選択

Q9. ある企業がAWS Organizationsの管理アカウントを新設しました。日常の運用はIAM Identity Centerから払い出すロールで行う方針で、セキュリティ部門からは「管理アカウントのルートユーザーそのものを最も厳格に保護すること」と指示されています。ルートユーザーの保護策として実施すべきものはどれですか?(2つ選択)

  1. A. ルートユーザーにMFAデバイスを登録する
  2. B. ルートユーザーにAdministratorAccessポリシーをアタッチし、権限の範囲を明示的に定義する
  3. C. 管理アカウントにSCPを適用し、ルートユーザーが実行できるアクションを制限する
  4. D. ルートユーザーのアクセスキーを作成せず、既存のものがあれば削除する
  5. E. ルートユーザーのコンソールパスワードをAWS Secrets Managerに保存し、30日ごとに自動ローテーションする
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正解:A・D

A(正解) 正解。ルートユーザーは削除も権限の縮小もできないため、認証を多要素にすることが最も効果的な保護になる。管理アカウントのルートは組織全体に影響するため、ハードウェアMFAなど強度の高いデバイスの利用が推奨される

B ルートユーザーにはIAMのアイデンティティベースポリシーをアタッチできない。ルートは元からアカウント内のすべての操作が可能であり、ポリシーで権限を定義するという考え方自体が当てはまらない

C SCPは組織の管理アカウントには一切適用されない。メンバーアカウントのルートには効果があるが、管理アカウントのルートを守る手段にはならない

D(正解) 正解。ルートのアクセスキーは漏えい時の被害が最大級で、しかも代替手段(IAMロールやIdentity Center)が常にあるため保持する理由がない。存在する場合は速やかに削除する

E Secrets Managerが自動ローテーションできるのはデータベース認証情報などのシークレットであり、AWSアカウントのコンソールパスワードは対象外。保管したところでルート自体の保護強度は上がらない

弾力性のあるアーキテクチャ設計

高可用性/マルチAZ

Q10. 社内基幹システムのAmazon RDS for MySQLについて、AZ障害が発生してもデータ損失なく数分以内に自動復旧させたいという要件が出ました。読み取り性能の向上は今回の目的ではありません。最も適切な設定はどれですか?

  1. A. 別のAZにリードレプリカを作成し、障害時に手動で昇格させる
  2. B. 自動バックアップの保持期間を35日に延長する
  3. C. マルチAZ配置を有効にする
  4. D. DBインスタンスクラスをより大きなものに変更する
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正解:C

A リードレプリカは非同期レプリケーションのためデータ損失の可能性があり、昇格も手動操作が必要。自動フェイルオーバーの要件を満たさない

B バックアップは復旧の最後の砦だが、リストアには長い時間がかかる。数分以内の自動復旧という要件には遠く及ばない

C(正解) 正解。別AZのスタンバイへ同期レプリケーションが行われ、AZ障害時にRDSがDNSエンドポイントを自動的に切り替える。データ損失なく数分以内に復旧できる

D 処理能力は上がるが可用性はまったく向上しない。単一AZのままではAZ障害で停止する

疎結合/SQS/SNS/EventBridge

Q11. ECサイトの注文受付APIが、セール開始直後に通常の50倍のリクエストを受けます。後段の在庫処理システムは一定のスループットしか出せず、現在はリクエストの取りこぼしが発生しています。注文を失わずに後段が処理しきれるようにしたいです。最も適切な設計はどれですか?

  1. A. 在庫処理システムのEC2インスタンスタイプをピークに合わせて大きくする
  2. B. 注文受付APIがAmazon SQSキューにメッセージを書き込み、在庫処理システムが自身のペースでポーリングして処理する
  3. C. Amazon SNSトピックに注文を発行し、在庫処理システムをHTTPエンドポイントとしてサブスクライブする
  4. D. Application Load Balancerのリクエストレート制限を有効にして、超過分を拒否する
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正解:B

A ピークに合わせた固定サイズは平常時の無駄が大きく、想定を超えるスパイクでは結局取りこぼす。根本的な緩衝機構がない

B(正解) 正解。キューがバッファとして働き、生産者と消費者のスループット差を吸収する。スパイクを平準化する疎結合の基本パターン

C SNSはプッシュ型で、購読側が処理しきれなくてもメッセージが押し込まれる。バッファリングにはならず、SNS+SQSの組み合わせが必要

D ALBにレート制限機能はなく、仮に制限できたとしても超過した注文を捨てることになる。「注文を失わない」要件に反する

DR/バックアップ

Q12. ある企業が、セカンダリリージョンへのディザスタリカバリ戦略を検討しています。要件はRPO 15分、RTO 2時間で、平常時のDR環境の維持コストはできる限り抑えたいです。バックアップからの完全構築(RTO 1日程度)では要件を満たせません。最も適切な戦略はどれですか?

  1. A. バックアップ&リストア:スナップショットのみをDRリージョンにコピーしておく
  2. B. マルチサイトアクティブ/アクティブ:両リージョンで本番同等の構成を常時稼働させる
  3. C. パイロットライト:DBのレプリケーションだけを常時稼働させ、アプリ層はAMIとテンプレートを準備して停止しておく
  4. D. ウォームスタンバイ:本番の縮小版を常時稼働させ、災害時にスケールアップする
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正解:C

A 最も安価だが、インフラを一から構築するためRTOが数時間から数日かかる。RTO 2時間の要件を満たせないと問題文が明示している

B RPO/RTOはほぼゼロにできるが、本番同等のリソースを二重に持つため維持コストが最大。「コストを抑えたい」要件に対して過剰

C(正解) 正解。データ層のみ常時稼働させることでRPOを小さく保ちつつ、コンピュート層は災害時に起動するため平常時コストを大きく抑えられる

D RTOはさらに短くなるがアプリ層も常時課金されるため、パイロットライトよりコストが高い。RTO 2時間で足りるなら過剰投資になる

ELB/Auto Scaling

Q13. 金融取引システムのフロントエンドとして、TCPレベルで秒間数百万リクエストを超低レイテンシで処理し、ファイアウォールの許可リスト登録のためAZごとに静的IPアドレスを持つロードバランサーが必要です。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Network Load Balancer
  2. B. Application Load Balancer
  3. C. Gateway Load Balancer
  4. D. Classic Load Balancer
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正解:A

A(正解) 正解。レイヤー4で動作し超低レイテンシと極めて高いスループットを実現する。AZごとに静的IPを持ち、Elastic IPの割り当てにも対応する

B レイヤー7のHTTP/HTTPS向けで、TCPそのものは扱えない。IPアドレスは可変のDNS名で提供され、静的IPを持てない

C サードパーティの仮想アプライアンス(ファイアウォールやIDS)を透過的に挿入するためのもので、アプリケーションのフロントエンド用途ではない

D 旧世代のロードバランサーで新規利用は推奨されない。NLB相当の性能や静的IPも提供しない

高可用性/マルチAZ

Q14. 現在、単一のAZの1台のEC2インスタンスでステートレスなWebアプリケーションを運用しています。AZ全体の障害でもサービスを継続でき、負荷に応じて台数が増減する構成に移行したいです。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. 同じAZにもう1台EC2を起動し、Route 53のフェイルオーバールーティングで振り分ける
  2. B. EC2 Auto Recoveryを有効化し、インスタンス障害時に自動復旧させる
  3. C. インスタンスのAMIを定期取得し、障害時に別AZで手動起動する手順を整備する
  4. D. 複数AZのサブネットにまたがるAuto Scalingグループを作成し、Application Load Balancerの背後に配置する
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正解:D

A 同一AZ内の冗長化ではAZ障害時に両方が停止する。またRoute 53のフェイルオーバーはDNS TTLの分だけ切り替えが遅れる

B Auto Recoveryは同一AZ内で同じインスタンスを復旧する機能。AZ障害には対応できず、負荷に応じた台数の増減も行わない

C 復旧が手動になるため可用性が人的対応に依存する。自動スケーリングの要件も満たさない

D(正解) 正解。ALBが健全なAZのインスタンスにのみ振り分け、ASGが不足分を他AZで自動補充する。負荷に応じたスケールアウト・インも同時に実現できる

疎結合/SQS/SNS/EventBridge

Q15. 銀行の入出金処理をキュー経由で非同期化します。要件は「取引が送信された順序どおりに処理されること」「ネットワーク再送などで同じメッセージが二重に処理されないこと」です。最も適切なサービス構成はどれですか?

  1. A. Amazon SQS標準キューを使い、可視性タイムアウトを長めに設定する
  2. B. Amazon SQS FIFOキューを使い、メッセージグループIDと重複排除IDを設定する
  3. C. Amazon SNS標準トピックにパブリッシュし、Lambdaで処理する
  4. D. Amazon Kinesis Data Firehoseにレコードを送り、Lambdaで変換して処理する
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正解:B

A 標準キューはベストエフォート順序で、少なくとも1回配信のため重複が起こりうる。可視性タイムアウトは処理中の再配信を防ぐだけで順序も重複も解決しない

B(正解) 正解。FIFOキューはメッセージグループ単位で厳密な順序を保証し、重複排除IDにより5分間の重複送信を排除する。まさにこの要件のための機能

C 標準トピックは順序保証も重複排除も行わない。順序と重複排除が必要ならSNS FIFOトピックとSQS FIFOキューの組み合わせが必要になる

D Firehoseは配信先へのバッファリング付きロードが目的で、順序保証も重複排除も提供しない。取引処理のワークフローには適さない

DR/バックアップ

Q16. ある企業が、EC2のEBSボリューム、Amazon RDS、Amazon DynamoDB、Amazon EFSのバックアップを取得しています。現在はサービスごとに別々のスクリプトとスケジュールで運用しており、保持ポリシーの統一と取得状況の一元的な監査ができていません。最も運用負荷が低い改善策はどれですか?

  1. A. Amazon Data Lifecycle Managerでポリシーを作成し、全リソースのスナップショットを管理する
  2. B. EventBridgeのスケジュールルールでLambdaを起動し、各サービスのAPIを呼ぶ共通処理を実装する
  3. C. AWS Backupでバックアッププランを作成し、タグベースでリソースを割り当てる
  4. D. AWS Configで各リソースの設定変更履歴を記録し、必要時に復元する
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正解:C

A DLMはEBSスナップショットとEBS-backed AMIが対象。RDSやDynamoDB、EFSは管理できず、一元化の要件を満たさない

B 実現は可能だが、リトライやエラー処理、保持期間の削除処理まで自前で作り込むことになり運用負荷が高い。マネージドサービスがある場面での車輪の再発明

C(正解) 正解。EBS、RDS、DynamoDB、EFSなど多数のサービスを横断して、単一のプランでスケジュール・保持期間・監査レポートを一元管理できる

D Configが記録するのは構成情報の履歴であってデータのバックアップではない。データの復元はできない

ELB/Auto Scaling

Q17. Auto ScalingグループとApplication Load Balancerで構成されたWebアプリケーションで、アプリケーションプロセスがハングしてHTTPリクエストに応答しなくなる障害が起きました。EC2インスタンス自体は正常に稼働し続けたため、Auto Scalingはインスタンスを置き換えませんでした。同じ事象で自動的に置換されるようにする設定はどれですか?

  1. A. Auto ScalingグループのヘルスチェックタイプをELBに変更する
  2. B. ターゲットグループのderegistration_delayを短くする
  3. C. Auto Scalingグループのヘルスチェック猶予期間を0秒にする
  4. D. CloudWatchアラームでCPU使用率を監視し、閾値超過でスケールアウトさせる
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正解:A

A(正解) 正解。既定のEC2ヘルスチェックはインスタンスのステータスチェックしか見ない。ELBヘルスチェックを有効にすると、ターゲットグループの判定で異常なインスタンスが終了・置換される

B 登録解除時に既存接続の完了を待つ時間の設定で、異常インスタンスの検知や置換には関係しない

C 猶予期間は起動直後にヘルスチェックを無視する時間。0にすると起動途中のインスタンスが誤って終了されかねず、今回の原因とは無関係

D 台数は増えるがハングしたインスタンスはグループ内に残り続け、ALBがそこへ振り分ける限り障害は解消しない

高パフォーマンスなアーキテクチャ設計

S3/EBS/EFS選定

Q18. レガシーなLinuxアプリケーションを移行します。複数のEC2インスタンスが同時に同じディレクトリツリーをマウントし、POSIXのファイルロックとパーミッションを使って読み書きする必要があります。容量は利用量に応じて自動で伸縮してほしいです。最も適切なストレージはどれですか?

  1. A. Amazon EBS gp3ボリュームを作成し、各インスタンスにアタッチする
  2. B. Amazon S3バケットを作成し、各インスタンスからAPIで読み書きする
  3. C. Amazon EFSファイルシステムを作成し、各インスタンスからNFSでマウントする
  4. D. インスタンスストアを使い、インスタンス間でrsyncによる同期を行う
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正解:C

A gp3を含む通常のEBSボリュームは1インスタンスにしかアタッチできない。マルチアタッチ対応のio2でもクラスター対応ファイルシステムが別途必要で、POSIX共有の要件には合わない

B S3はオブジェクトストレージでPOSIXのファイルロックやパーミッションのセマンティクスを持たない。既存のファイルI/Oを前提としたレガシーアプリはそのまま動かせない

C(正解) 正解。EFSは複数インスタンスから同時にマウントできるフルマネージドNFSで、POSIXセマンティクスを備え、容量は自動的に伸縮する

D インスタンスストアは停止でデータが消える揮発性ストレージ。rsyncによる事後同期では同時書き込みの一貫性も保証できない

データベース選定

Q19. モバイルゲームのプレイヤープロファイルを保存するデータストアを選定しています。アクセスはプレイヤーIDによる単一アイテムの読み書きがほぼすべてで、同時接続数は数万から数百万まで予測不能に変動します。一貫して1桁ミリ秒のレイテンシが求められます。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Amazon DynamoDBのオンデマンドキャパシティモード
  2. B. Amazon RDS for PostgreSQLのマルチAZ配置
  3. C. Amazon Redshiftクラスター
  4. D. Amazon Neptuneクラスター
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正解:A

A(正解) 正解。キーによるアクセスパターンに対して規模を問わず1桁ミリ秒の性能を出し、オンデマンドモードならトラフィック変動に自動で追随してキャパシティ計画も不要

B リレーショナルDBは複雑なクエリに強いが、数百万同時接続への水平スケールは苦手。接続数の急増にはインスタンスサイズの変更が必要になる

C 列指向の分析用データウェアハウスで、大量の集計クエリ向け。単一行の低レイテンシな読み書きには極めて不向き

D グラフデータベースで、関係のたどり方が中心のクエリに最適化されている。キーによる単純なルックアップに使うのは過剰かつ不適切

キャッシュ/CloudFront

Q20. 日本のリージョンでホストしているメディアサイトが、欧州と北米からのアクセスで画像や動画の読み込みが遅いという苦情を受けています。動的なHTMLとAPI応答も含めて、世界中のユーザーの体感レイテンシを下げたいです。最も適切なソリューションはどれですか?

  1. A. 各リージョンにS3バケットを作成し、クロスリージョンレプリケーションで静的ファイルを複製する
  2. B. Amazon CloudFrontディストリビューションを作成し、S3とALBをオリジンに設定する
  3. C. Route 53のレイテンシベースルーティングを設定する
  4. D. ALBを各国のAZに追加で配置する
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正解:B

A 静的ファイルの配置は近くなるが、ユーザーを最寄りバケットへ導く仕組みを別途作る必要があり、動的コンテンツやAPI応答は速くならない

B(正解) 正解。エッジロケーションで静的コンテンツをキャッシュしつつ、動的リクエストもAWSバックボーン経由でオリジンへ転送するため全体のレイテンシが改善する

C 複数リージョンに実体がある場合に最寄りへ誘導する機能。単一リージョンにしか環境がない現状では改善効果がない

D ALBはリージョン内のAZにしか配置できず、他国にエンドポイントを置くことはできない

分析/Kinesis/Athena

Q21. IoTセンサーから秒間50万件のテレメトリが送られてきます。リアルタイム異常検知、ダッシュボード集計、長期保管という3つの用途が、それぞれ独立したペースで同じデータストリームを読み取る必要があります。データは24時間さかのぼって再処理できる必要があります。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Amazon SQS標準キューに送信し、3つのコンシューマーアプリケーションでポーリングする
  2. B. Amazon Kinesis Data Firehoseに送信し、S3へ配信する
  3. C. Amazon Kinesis Data Streamsに送信し、3つのコンシューマーがそれぞれ独立したチェックポイントで読み取る
  4. D. Amazon SNSトピックに発行し、3つのLambda関数をサブスクライブする
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正解:C

A SQSはメッセージを1つのコンシューマーが取得すると他からは見えなくなる。複数用途での並行読み取りや、読み終えたデータの再処理ができない

B S3などへのロードに特化した配信サービスで、複数のリアルタイムコンシューマーがストリームを独立に読む用途には対応しない

C(正解) 正解。ストリーム内のデータは保持期間中は消費されても残り、複数のコンシューマーが自分の位置を持って読める。保持期間の設定により再処理も可能

D ファンアウトはできるがメッセージを保持しないため、過去24時間分の再処理ができない。順序保証もなく高スループットのテレメトリには不向き

S3/EBS/EFS選定

Q22. 自己管理のOracleデータベースをEC2上で運用します。ストレージには単一ボリュームで安定して60,000 IOPSとサブミリ秒のレイテンシが求められ、ボリュームサイズは4TBです。最も適切なEBSボリュームタイプはどれですか?

  1. A. gp2(汎用SSD)
  2. B. st1(スループット最適化HDD)
  3. C. sc1(Cold HDD)
  4. D. io2 Block Express(プロビジョンドIOPS SSD)
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正解:D

A IOPSがボリュームサイズに比例し、4TBでは12,000 IOPS程度が上限。60,000 IOPSには届かない

B 大きなブロックのシーケンシャル読み書きに最適化されたHDDで、IOPS性能は極めて低い。データベースのランダムI/Oには不適

C アクセス頻度の低いデータ向けの最も安価なHDD。性能要件を到底満たさない

D(正解) 正解。IOPSをサイズと独立してプロビジョニングでき、単一ボリュームで数十万IOPSとサブミリ秒レイテンシに対応する。I/O集約型データベース向けの選択肢

データベース選定

Q23. MySQL互換のデータベースを使うSaaSアプリケーションで、読み取りクエリが全体の95%を占めています。読み取りスループットを大きく伸ばし、ストレージ容量の見積もりや拡張作業をなくし、データベース障害時のフェイルオーバーを高速にしたいです。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Amazon RDS for MySQLにリードレプリカを5台追加する
  2. B. Amazon Aurora MySQL互換エディションに移行し、Auroraレプリカとリーダーエンドポイントを使う
  3. C. EC2上にMySQLを構築し、レプリケーションを自前で構成する
  4. D. Amazon DynamoDBに移行し、グローバルセカンダリインデックスを追加する
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正解:B

A 読み取りは分散できるがRDS for MySQLのリードレプリカは最大5台で、レプリケーション遅延も相対的に大きい。ストレージも上限を見て手動で拡張する必要がある

B(正解) 正解。最大15台のAuroraレプリカを共有ストレージ層から低遅延で読み取らせ、リーダーエンドポイントで負荷分散できる。ストレージは10GB単位で自動拡張し、フェイルオーバーも高速

C パッチ適用、バックアップ、フェイルオーバーをすべて自前で運用することになり、運用負荷が最も高い

D MySQL互換という前提が崩れ、SQLベースのアプリケーションを全面的に書き換える必要がある。移行コストが要件に見合わない

キャッシュ/CloudFront

Q24. リレーショナルデータベースへの同一クエリの繰り返しが負荷の大半を占めています。結果セットをキャッシュしたいのですが、要件としてキャッシュノード障害時にもデータが失われないようレプリケーションとフェイルオーバーが必要で、ソート済みセットなどのデータ構造も使いたいです。最も適切な選択はどれですか?

  1. A. Amazon ElastiCache for Redisをマルチノード・自動フェイルオーバー構成で使う
  2. B. Amazon ElastiCache for Memcachedを複数ノードで使う
  3. C. Amazon DynamoDB Accelerator(DAX)を導入する
  4. D. CloudFrontでデータベースのクエリ結果をキャッシュする
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正解:A

A(正解) 正解。Redisはリスト、ハッシュ、ソート済みセットなどの豊富なデータ構造を持ち、レプリケーションと自動フェイルオーバー、永続化に対応する

B Memcachedは単純なキーバリューのみでレプリケーションを持たない。ノード障害でそのノードのキャッシュは失われ、要件を満たさない

C DAXはDynamoDB専用のキャッシュ層で、リレーショナルデータベースの前段には配置できない

D CloudFrontはHTTPレスポンスのエッジキャッシュであり、アプリケーションとDBの間のクエリ結果キャッシュとしては機能しない

コスト最適化アーキテクチャ設計

ストレージコスト最適化

Q25. コンプライアンス文書をS3に保存しています。アップロードから30日間は頻繁に参照され、その後90日間はまれに参照され(参照時は即時取得が必要)、1年経過後は削除してよいことが分かっています。最もコスト効率が高い方法はどれですか?

  1. A. すべてS3 Standardに保存し、1年後に手動で削除する
  2. B. ライフサイクルルールで30日後にS3 Standard-IAへ移行し、365日後に失効させる
  3. C. ライフサイクルルールで30日後にS3 Glacier Flexible Retrievalへ移行し、365日後に失効させる
  4. D. S3のバージョニングを有効化し、古いバージョンをGlacierへ移行する
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正解:B

A 参照頻度が下がった後も最も高い保存単価を払い続けることになる。削除の手動運用もミスの元になる

B(正解) 正解。Standard-IAはミリ秒単位の即時取得を保ちながら保存単価が安い。失効アクションで削除も自動化でき、要件と料金体系が一致する

C 保存単価はさらに安いが、取り出しに数分から数時間かかる。「参照時は即時取得が必要」という要件を満たさない

D バージョニングは誤削除対策であり、現行オブジェクトのアクセス頻度に応じたコスト最適化にはならない。むしろ保存容量が増える

コンピューティングコスト最適化

Q26. 夜間に実行される動画エンコードのバッチ処理があります。処理は多数の独立したジョブに分割されており、中断されても別のインスタンスで再実行すれば問題ありません。完了期限には十分な余裕があります。最もコストを削減できる購入オプションはどれですか?

  1. A. オンデマンドインスタンス
  2. B. 3年間の全額前払いスタンダードリザーブドインスタンス
  3. C. オンデマンドキャパシティ予約
  4. D. スポットインスタンス
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正解:D

A 柔軟だが単価が最も高い。中断耐性のあるワークロードでこれを選ぶのは機会損失

B 常時稼働するベースライン向け。夜間のみ動く変動ワークロードでは稼働していない時間も課金され、かえって割高になる

C 特定AZのキャパシティを確保する仕組みで、料金はオンデマンド単価のまま。使用していなくても課金され、削減にはならない

D(正解) 正解。中断耐性があり期限に余裕のあるバッチ処理はスポットの理想的なユースケースで、オンデマンド比で最大90%の削減が見込める

移行/データ転送

Q27. 製造工場のオンプレミスNASに蓄積された150TBの検査画像をS3へ移行します。工場の回線は上り50Mbpsしかなく、業務時間帯は他用途で使用中です。移行を数週間以内に完了させる必要があります。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. AWS DataSyncエージェントを設置し、既存回線経由でS3へ転送する
  2. B. AWS Direct Connectの1Gbps専有接続を新規に開通し、そこから転送する
  3. C. AWS Snowball Edge Storage Optimizedデバイスを複数台注文し、オンサイトでデータをコピーしてAWSへ返送する
  4. D. AWS Bulk Transfer Applianceをレンタルし、S3へ直接ストリーミングする
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正解:C

A 50Mbpsで150TBを送ると理論上でも約280日かかる。帯域が制約である以上、ネットワーク転送では期限に間に合わない

B 帯域は解決するが、専有接続の物理開通には通常数週間から数か月かかり、一度限りの移行のために契約するのはコスト面でも不合理

C(正解) 正解。回線帯域に依存せず大容量を物理輸送でき、数週間という期間に収まる。ペタバイト未満のオフライン移行における標準的な選択肢

D架空 AWS Bulk Transfer Applianceというサービスは存在しない。Snowballファミリーの名称を知らないと選んでしまう架空の選択肢

ストレージコスト最適化

Q28. 研究部門がS3に保存している大量のデータセットは、アクセスパターンがまったく予測できません。数か月間放置されるものもあれば、突然頻繁に読まれ始めるものもあります。取り出し料金の発生を避けつつ、保存コストを自動的に最適化したいです。最も適切なストレージクラスはどれですか?

  1. A. S3 Intelligent-Tiering
  2. B. S3 Standard-IA
  3. C. S3 One Zone-IA
  4. D. ライフサイクルルールで、90日ごとにStandardとStandard-IAを交互に切り替える
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正解:A

A(正解) 正解。アクセスパターンを監視して自動的に階層を移動し、頻繁/低頻度階層間の移動に取り出し料金がかからない。予測不能なアクセスに対する標準的な答え

B 保存単価は安いが取り出しごとにデータ取得料金がかかる。突然頻繁に読まれるようになった場合、Standardより高くつく可能性がある

C さらに安価だが単一AZにしか保存されず耐久性が下がる。取り出し料金の問題も解決しない

D ライフサイクルは日数ベースの一方向の移行しか定義できず、実際のアクセス状況に追随しない。移行リクエスト料金も無駄に発生する

コンピューティングコスト最適化

Q29. ある企業のEC2使用量を分析したところ、年間を通じて最低でも常時100インスタンス相当が稼働しており、今後3年間この水準は下回らない見込みです。ただしインスタンスファミリーやリージョンは事業の都合で変わる可能性があります。最もコストを削減できる購入方法はどれですか?

  1. A. スタンダードリザーブドインスタンスを3年で購入する
  2. B. Compute Savings Plansを3年でコミットする
  3. C. EC2 Instance Savings Plansを3年でコミットする
  4. D. スポットインスタンスで100台を常時確保する
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正解:B

A 割引率は高いがリージョンとインスタンスファミリーに固定され、変更できない。ファミリーやリージョンが変わる可能性があるという条件と噛み合わない

B(正解) 正解。1時間あたりの支出額をコミットする方式で、インスタンスファミリー、サイズ、リージョン、さらにFargateやLambdaにも自動的に適用される。柔軟性を保ったまま最大級の割引が得られる

C 割引率はCompute Savings Plansよりわずかに高いが、特定リージョンの特定インスタンスファミリーに固定される。変更の可能性があるという条件に合わない

D スポットは中断される前提のため、下回ってはならないベースラインキャパシティの確保には使えない

移行/データ転送

Q30. オンプレミスのMicrosoft SQL ServerデータベースをAmazon Aurora PostgreSQLへ移行します。ストアドプロシージャを含むスキーマの変換が必要で、切り替え時のダウンタイムは可能な限り短くしたいです。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. AWS Database Migration Service(DMS)のフルロードタスクのみを実行する
  2. B. SQL Serverのネイティブバックアップを取得し、S3経由でAuroraへリストアする
  3. C. AWS Schema Conversion Tool(SCT)でスキーマとコードを変換し、DMSのフルロード+CDCで継続的レプリケーションを行う
  4. D. AWS DataSyncでデータベースファイルをS3へ同期し、Auroraにインポートする
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正解:C

A フルロード中の更新差分が反映されないため、切り替え時にソースを停止する必要があり長いダウンタイムが発生する。異種エンジン間のスキーマ変換も行われない

B SQL ServerのバックアップをPostgreSQLへリストアすることはできない。異なるエンジン間ではバックアップ形式の互換性がない

C(正解) 正解。SCTが異種エンジン間のスキーマとストアドプロシージャを変換し、DMSのCDCが切り替え直前まで変更を追随させるためダウンタイムを最小化できる

D DataSyncはファイル/オブジェクトの転送サービスで、データベースファイルをコピーしても異種エンジンのAuroraでは読み込めない

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