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AWS SAA サンプル問題

AWS Certified Solutions Architect - Associate(AWS SAA)対策のオリジナル問題50問を無料公開。アプリの無料枠と同じ問題で、全220問収録のAWS SAA問題集から抜粋しています。「答えと解説を見る」を開くと、正解だけでなく全選択肢の解説を読めます。

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セキュアなアーキテクチャ設計

IAM/Organizations

Q1. ある企業がEC2インスタンス上で動くアプリケーションからS3バケットへ読み書きさせようとしています。セキュリティ部門から「長期の静的認証情報をインスタンス内に一切置かないこと」と指示されました。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. IAMユーザーのアクセスキーを作成し、ユーザーデータスクリプトで~/.aws/credentialsに書き込む
  2. B. S3アクセス権限を持つIAMロールを作成し、インスタンスプロファイルとしてEC2にアタッチする
  3. C. アクセスキーをSystems Manager Parameter StoreのSecureStringに保存し、起動時にアプリが取得する
  4. D. ルートユーザーのアクセスキーを発行し、環境変数として設定する
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正解:B

A アクセスキーは長期認証情報そのもので、要件に真っ向から反する。ユーザーデータはメタデータサービス経由で参照できるため、キーの露出リスクも高い

B(正解) 正解。インスタンスメタデータ経由で自動ローテーションされる一時認証情報が配布され、インスタンス上に静的キーを置かずに済む

C Parameter Storeを読むための認証情報が別途必要になるうえ、取得後もアクセスキー自体は長期認証情報のまま。問題を先送りしているだけ

D ルートユーザーのアクセスキーはそもそも作成すべきでない最悪の選択。権限も無制限で最小権限の原則に反する

データ保護/KMS/暗号化

Q2. ある企業がS3に保管する監査ログを保存時に暗号化する必要があります。要件は「暗号化キーを定期的にローテーションできること」「誰がいつキーを使用したかを追跡できること」、ただし「キーマテリアル自体の保管や配布は自社で行いたくない」ことです。最も適切な暗号化方式はどれですか?

  1. A. SSE-S3(Amazon S3マネージドキー)
  2. B. SSE-C(お客様提供の暗号化キー)
  3. C. SSE-KMS(AWS KMSのカスタマー管理キー)
  4. D. アプリケーション側でファイルを暗号化してからPutObjectする
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正解:C

A AWSが完全に管理するため運用は最も楽だが、キーポリシーによるアクセス制御や個別の使用監査ができない。「使用を追跡したい」要件を満たせない

B リクエストごとにキーを送信する方式で、キーマテリアルの保管・配布は完全に自社責任になる。「自社で管理したくない」に反する

C(正解) 正解。キーマテリアルはKMSが保護しつつ、自動キーローテーションの有効化、キーポリシーによる制御、CloudTrailでの使用記録がすべて可能

D クライアントサイド暗号化はキー管理・ローテーション・監査をすべて自前で実装する必要があり、運用負荷が最も高い

ネットワークセキュリティ

Q3. プライベートサブネットのEC2インスタンス群が、S3バケットへ大量のデータをアップロードしています。トラフィックをインターネットに出さず、かつ追加のデータ処理料金を発生させたくありません。最もコスト効率が高い構成はどれですか?

  1. A. パブリックサブネットにNATゲートウェイを配置し、プライベートサブネットのルートを向ける
  2. B. S3用のインターフェイスVPCエンドポイント(PrivateLink)を作成する
  3. C. 各インスタンスにElastic IPを付与し、インターネットゲートウェイ経由でS3にアクセスする
  4. D. S3用のゲートウェイVPCエンドポイントを作成し、ルートテーブルに関連付ける
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正解:D

A インターネット経由の通信になるうえ、NATゲートウェイは時間課金に加えて処理データ量にも課金される。大量転送では最も高くつく

B プライベート通信は実現できるが、ENIの時間課金と処理データ量課金が発生する。S3はゲートウェイ型が使えるため、コスト面で最適ではない

C インスタンスをインターネットに露出させることになり、要件に反する

D(正解) 正解。ゲートウェイエンドポイントはS3とDynamoDBのみ利用でき、エンドポイント自体の追加料金がかからない。VPC内から直接AWSネットワーク経由で到達する

IAM/Organizations

Q4. AWS Organizationsで200個のメンバーアカウントを管理する企業が、データ主権の要件から「ap-northeast-1とap-northeast-3以外のリージョンではリソースを作成できない」ことをすべてのアカウントに強制したいと考えています。管理者権限を持つアカウント所有者であっても例外を作れないようにする必要があります。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. サービスコントロールポリシーで許可外リージョンを拒否し、ルートにアタッチする
  2. B. 各アカウントの全IAMユーザーとロールに、リージョン制限のIAMポリシーをアタッチする
  3. C. AWS Configのマネージドルールで、許可外リージョンのリソースを非準拠としてフラグ付けする
  4. D. IAM Access Analyzerで外部アクセスを検出し、許可外リージョンのリソースを報告させる
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正解:A

A(正解) 正解。aws:RequestedRegion条件でap-northeast-1とap-northeast-3以外を拒否するSCPを、ルートまたはOUにアタッチする。SCPはメンバーアカウント内のIAMプリンシパルが持てる権限の上限を定義するガードレールで、アカウント側の管理者でも上書きできない

B アカウント内の管理者が新しいロールを作れば制限を回避できるうえ、200アカウント分の運用負荷が膨大。強制力がない

C Configは作成後の検出と修復であり、作成そのものを防げない。予防的統制ではなく発見的統制

D Access Analyzerはリソースポリシーによる外部共有の検出が目的で、リージョン制限の強制機能はない

データ保護/KMS/暗号化

Q5. 金融系の顧客が、規制対応として「暗号化キーのキーマテリアルがFIPS 140-2レベル3で検証された専有ハードウェア上に保管され、そのハードウェアが単一テナントであり、キーの管理権限をAWSが一切持たないこと」を求めています。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. AWS KMSのAWSマネージドキーを利用する
  2. B. AWS Secrets Managerにキーマテリアルを保存し、自動ローテーションを有効化する
  3. C. AWS CloudHSMのクラスターを作成し、そこでキーを生成・管理する
  4. D. AWS Key Rotation Managerで専有キーストアを構成する
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正解:C

A AWSマネージドキーはサービス側が自動作成・管理するもので、専有ハードウェアでも単一テナントでもない。制御権も最も弱い

B Secrets Managerは認証情報などのシークレット保管が目的で、暗号化キーを保護するHSMではない。そもそもSecrets Manager自体がKMSに依存する

C(正解) 正解。CloudHSMは単一テナントの専有HSMを提供し、FIPS 140-2レベル3検証済み。AWSはHSM内のキーにアクセスできず、ユーザーがキーの完全な管理権を持つ

D架空 AWS Key Rotation Managerというサービスは存在しない。KMSのキーローテーション機能を独立サービスと誤認させる選択肢

ネットワークセキュリティ

Q6. CloudFrontとApplication Load Balancerで公開しているWebアプリケーションが、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングの試行を受けています。HTTPリクエストの中身を検査して、悪意あるパターンを持つリクエストをブロックしたいと考えています。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. AWS Shield Standard
  2. B. AWS WAF
  3. C. ネットワークACLで攻撃元IPアドレスを拒否する
  4. D. AWS Network Firewall
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正解:B

A Shieldはネットワーク層・トランスポート層のDDoS攻撃を対象とする。HTTPペイロードの内容を検査してSQLインジェクションを判定する機能はない

B(正解) 正解。レイヤー7のWebアプリケーションファイアウォールで、SQLインジェクションやXSSのマネージドルールグループを持ち、CloudFrontやALBに直接関連付けられる

C NACLはIPアドレスとポートによるステートレスなフィルタリングのみ。リクエストボディの内容は判定できず、送信元IPが変わると追随できない

D VPCの入出力トラフィックを検査するファイアウォールで、CloudFrontディストリビューションには関連付けられない。Webアプリ向けのL7保護にはWAFが適切

IAM/Organizations

Q7. オンプレミスのActive Directoryで5,000人の従業員を管理している企業が、複数のAWSアカウントのマネジメントコンソールに既存のADアカウントでログインさせたいと考えています。AWS側でユーザーを個別に作成する運用は避けたいです。最も運用負荷が低い方法はどれですか?

  1. A. 全従業員分のIAMユーザーを各アカウントに作成し、ADのパスワードと同じものを設定する
  2. B. Amazon Cognitoユーザープールを作成し、ADからユーザーをインポートする
  3. C. AWS IAM Identity CenterでActive Directoryをアイデンティティソースに接続する
  4. D. AWS OrganizationsのSCPでADのグループごとにコンソールアクセスを割り当てる
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正解:C

A 5,000人×アカウント数のIAMユーザー管理が必要で運用負荷が最大。パスワードの二重管理は退職時の失効漏れなど重大なリスクを生む

B Cognitoはアプリケーションのエンドユーザー向け認証サービス。AWSマネジメントコンソールへの従業員アクセス管理は本来の用途ではない

C(正解) 正解。Organizationsで有効化したうえでADを信頼できるIDソースとして接続する。許可セットを使って複数アカウントへのシングルサインオンを一元管理でき、AWS側でのユーザー作成は不要

D SCPはアカウントに与えられる権限の上限を定めるガードレールであり、誰がログインできるかを決める仕組みではない。ADのグループを権限に結び付けるにはIDソースとの連携が別途必要になる

データ保護/KMS/暗号化

Q8. 本番稼働中の暗号化されていないAmazon RDS for PostgreSQLデータベースについて、監査指摘を受けて保存時暗号化を有効にする必要が出ました。RDSインスタンスは既に3TBのデータを保持しています。要件を満たす手順はどれですか?

  1. A. RDSコンソールでインスタンスを変更し、暗号化オプションを有効にしたうえで即時適用を選んで再起動する
  2. B. リードレプリカを暗号化して作成し、昇格させる
  3. C. データベースパラメータグループでrds.force_encryptionを有効にして再起動する
  4. D. スナップショットを暗号化コピーし、そのコピーからDBインスタンスをリストアする
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正解:D

A 既存の暗号化されていないDBインスタンスに対して、後から暗号化を有効化する変更操作は提供されていない。コンソールの変更画面にも暗号化の項目は現れない。よくある思い込みのひっかけ

B 暗号化されていないDBインスタンスから暗号化されたリードレプリカを作成することはできない。レプリカの暗号化状態はソースを引き継ぐ

C そのようなパラメータで保存時暗号化を有効化することはできない。パラメータグループはDBエンジンの動作設定であり、ストレージ暗号化の制御は行わない

D(正解) 正解。取得したスナップショットをKMSキーを指定して暗号化コピーし、そこからリストアする。既存DBの暗号化はこの手順が唯一の方法で、切り替え時にアプリのエンドポイント変更とダウンタイムが伴う

ネットワークセキュリティ

Q9. あるVPCのパブリックサブネットで、特定の攻撃元IPアドレス範囲からのアクセスを明示的に拒否したいと考えています。そのサブネット内のすべてのインスタンスに一括で適用する必要があります。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. サブネットに関連付けたネットワークACLに、該当CIDRを拒否するルールを追加する
  2. B. 各インスタンスのセキュリティグループに、該当CIDRからのインバウンドを拒否するルールを追加する
  3. C. ルートテーブルに該当CIDR宛のブラックホールルートを追加する
  4. D. インターネットゲートウェイにインバウンドフィルタルールを設定する
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正解:A

A(正解) 正解。NACLはサブネット境界で動作し、明示的なDenyルールを書ける。サブネット内の全インスタンスに自動的に適用される

B セキュリティグループは許可ルールしか書けず、拒否ルールという概念が存在しない。SGとNACLの最重要の違いで、頻出のひっかけ

C ルートテーブルは送信先に基づく経路制御で、送信元IPによる着信の拒否には使えない

D インターネットゲートウェイは水平スケールする冗長コンポーネントで、フィルタリングルールを設定する機能を持たない

IAM/Organizations

Q10. アカウントAのアプリケーションが、別組織が所有するアカウントBのS3バケットからレポートファイルを読み取る必要があります。長期認証情報の受け渡しを避け、最小権限で実装したいと考えています。最も適切な設計はどれですか?

  1. A. アカウントBでIAMユーザーを作成し、そのアクセスキーをアカウントAのアプリケーションに設定する
  2. B. アカウントBでアカウントAを信頼するIAMロールを作成し、sts:AssumeRoleで引き受ける
  3. C. バケットACLでAllUsersに読み取りを許可し、アカウントAからは通常のGetObjectでアクセスする
  4. D. アカウントBのバケットをCloudFrontで公開し、署名なしURLをアカウントAに渡す
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正解:B

A 組織をまたいで長期のアクセスキーを共有することになり、失効管理や漏洩時の影響範囲の点で最悪の選択

B(正解) 正解。クロスアカウントロールの標準パターン。アカウントB側の信頼ポリシーでアカウントAのプリンシパルを信頼し、アカウントAから引き受ける。有効期限付きの一時認証情報が発行され、信頼ポリシーとアクセス許可ポリシーの両方で権限を絞れる

C バケットが全世界に公開されてしまう。ACLはそもそも現在は非推奨で、S3ではバケットポリシーの使用が推奨される

D 署名なしURLを知る誰もがアクセスできてしまい、最小権限にならない。認証を伴わないため監査もできない

データ保護/KMS/暗号化

Q11. 医療系企業が、S3に保存する診療記録を法令に基づき7年間、いかなる方法でも削除・上書きできない状態にする必要があります。アカウントのルートユーザーやAWSアカウント管理者であっても、保持期間中の削除を実行できてはなりません。最も適切な設定はどれですか?

  1. A. バケットのバージョニングを有効化し、MFA Deleteを設定する
  2. B. S3 Object Lockをガバナンスモードで有効化し、保持期間を7年に設定する
  3. C. S3 Object Lockをコンプライアンスモードで有効化し、保持期間を7年に設定する
  4. D. ライフサイクルルールで7年後にオブジェクトを削除するよう設定する
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正解:C

A MFA Deleteはバージョンの削除にMFA認証を要求するだけで、MFAデバイスを持つルートユーザーは削除できてしまう。「誰も削除できない」要件を満たさない

B ガバナンスモードはs3:BypassGovernanceRetention権限を持つプリンシパルが保護を解除できる。「例外なく削除不可」という要件には不十分で、コンプライアンスモードとの対比が頻出

C(正解) 正解。コンプライアンスモードでは保持期間中、ルートユーザーを含む誰もオブジェクトバージョンを削除・上書きできず、保持期間の短縮もできない

D ライフサイクルは期限到来後の自動削除を行うだけで、期間中の手動削除を防ぐ機能はまったくない

ネットワークセキュリティ

Q12. 3層アーキテクチャ(ALB、アプリケーションサーバー群、Amazon RDS)を構築しています。データベースへの接続は、アプリケーションサーバー層からのみに限定したいです。アプリケーションサーバーはAuto Scalingにより頻繁に入れ替わり、プライベートIPは固定できません。最も適切な設定はどれですか?

  1. A. DBのセキュリティグループで、アプリケーションサブネットのCIDR範囲からのポート3306を許可する
  2. B. DBのセキュリティグループで、Auto Scalingグループが使うElastic IPからの接続を許可する
  3. C. データベースサブネットのネットワークACLで、アプリケーションサブネット以外を拒否する
  4. D. DBのセキュリティグループで、送信元にアプリ層のセキュリティグループIDを指定する
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正解:D

A 動作はするが、同じサブネットに配置された無関係なリソースからも接続できてしまう。IPベースであるためサブネット構成の変更にも弱い

B Auto Scalingで起動するインスタンスにElastic IPは自動付与されず、そもそもプライベートサブネットのDB接続にパブリックIPは関係しない

C NACLはステートレスなので戻りトラフィック用のエフェメラルポート範囲も個別に許可する必要があり、管理が煩雑。インスタンス単位の粒度も出せない

D(正解) 正解。インバウンドルールの送信元にセキュリティグループIDを指定すると、そのSGが付いたインスタンスだけが許可される。インスタンスが入れ替わってもIPを意識せず自動的に追随する

IAM/Organizations

Q13. 運用チームが、AWS Lambda関数に付与しているIAMロールの権限が過剰ではないかを懸念しています。過去90日間に関数が実際に呼び出したAPIアクションに基づいて、より絞り込んだポリシーの草案を自動生成させたいと考えています。最も適切な機能はどれですか?

  1. A. IAM Access Analyzerのポリシー生成機能を使う
  2. B. AWS Trusted Advisorのセキュリティチェックを実行する
  3. C. Amazon GuardDutyを有効化し、異常なAPI呼び出しを検出する
  4. D. AWS Configのiam-policy-no-statements-with-admin-accessルールを適用する
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正解:A

A(正解) 正解。指定期間のCloudTrail証跡を解析し、実際に使われたアクションだけを含むIAMポリシーの草案を生成する。使用実績ベースで最小権限へ絞り込む用途に直接使える

B Trusted Advisorはベストプラクティスの汎用チェック(公開バケット、MFA未設定など)を行うが、特定ロールの使用実績からポリシーを生成する機能はない

C GuardDutyは脅威検出サービス。悪意ある挙動の検知が目的で、権限の最小化を支援するポリシー生成は行わない

D 管理者権限を持つポリシーを非準拠として検出するだけで、実績に基づく具体的なポリシー案は作らない

ネットワークセキュリティ3つ選択

Q14. 取引先企業向けにAmazon API GatewayのREST APIをインターネット公開します。要件は「社内IdPが発行するJWTを検証して呼び出し元を認証すること」「取引先ごとに1日あたりの呼び出し回数の上限を設けること」「SQLインジェクションなど一般的なWeb攻撃を遮断すること」の3点です。設定すべきものはどれですか?(3つ選択)

  1. A. Lambdaオーソライザーを構成する
  2. B. APIのリソースポリシーで、取引先が利用するVPCエンドポイントのIDからのアクセスだけを許可する
  3. C. APIキーと使用量プランを作成し、取引先ごとにクォータを設定する
  4. D. APIステージのキャッシュを有効にし、同一リクエストへの応答を再利用する
  5. E. AWS WAFのWeb ACLをAPIのステージに関連付ける
  6. F. 統合タイムアウトを最大値まで延長し、ステージのスロットリング設定を無効にする
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正解:A・C・E

A(正解) 正解。REST APIではLambdaオーソライザーで任意のJWTの署名・有効期限・クレームを検証し、認可結果をキャッシュしてバックエンドに到達する前に拒否できる

B プライベートAPI向けの制御であり、インターネット公開のAPIでは前提が異なる。加えてJWTの検証も呼び出し回数の制限も実現できない

C(正解) 正解。使用量プランは呼び出し元ごとに1日/週/月あたりのクォータとレート上限を設定でき、取引先単位の流量管理をAPI Gateway側で完結できる

D レイテンシとバックエンド負荷を下げる性能・コスト施策であり、認証・流量制限・攻撃遮断のいずれの要件も満たさない

E(正解) 正解。マネージドルールグループを適用すればSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどのリクエストをアプリケーションに届く前に遮断できる

F 流量の上限を外す方向の設定であり、要件の「取引先ごとの上限」と正反対。攻撃を受けた際の影響も拡大する

IAM/Organizations2つ選択

Q15. ある企業がAWS Organizationsの管理アカウントを新設しました。日常の運用はIAM Identity Centerから払い出すロールで行う方針で、セキュリティ部門からは「管理アカウントのルートユーザーそのものを最も厳格に保護すること」と指示されています。ルートユーザーの保護策として実施すべきものはどれですか?(2つ選択)

  1. A. ルートユーザーにMFAデバイスを登録する
  2. B. ルートユーザーにAdministratorAccessポリシーをアタッチし、権限の範囲を明示的に定義する
  3. C. 管理アカウントにSCPを適用し、ルートユーザーが実行できるアクションを制限する
  4. D. ルートユーザーのアクセスキーを作成せず、既存のものがあれば削除する
  5. E. ルートユーザーのコンソールパスワードをAWS Secrets Managerに保存し、30日ごとに自動ローテーションする
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正解:A・D

A(正解) 正解。ルートユーザーは削除も権限の縮小もできないため、認証を多要素にすることが最も効果的な保護になる。管理アカウントのルートは組織全体に影響するため、ハードウェアMFAなど強度の高いデバイスの利用が推奨される

B ルートユーザーにはIAMのアイデンティティベースポリシーをアタッチできない。ルートは元からアカウント内のすべての操作が可能であり、ポリシーで権限を定義するという考え方自体が当てはまらない

C SCPは組織の管理アカウントには一切適用されない。メンバーアカウントのルートには効果があるが、管理アカウントのルートを守る手段にはならない

D(正解) 正解。ルートのアクセスキーは漏えい時の被害が最大級で、しかも代替手段(IAMロールやIdentity Center)が常にあるため保持する理由がない。存在する場合は速やかに削除する

E Secrets Managerが自動ローテーションできるのはデータベース認証情報などのシークレットであり、AWSアカウントのコンソールパスワードは対象外。保管したところでルート自体の保護強度は上がらない

弾力性のあるアーキテクチャ設計

高可用性/マルチAZ

Q16. 社内基幹システムのAmazon RDS for MySQLについて、AZ障害が発生してもデータ損失なく数分以内に自動復旧させたいという要件が出ました。読み取り性能の向上は今回の目的ではありません。最も適切な設定はどれですか?

  1. A. 別のAZにリードレプリカを作成し、障害時に手動で昇格させる
  2. B. 自動バックアップの保持期間を35日に延長する
  3. C. マルチAZ配置を有効にする
  4. D. DBインスタンスクラスをより大きなものに変更する
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正解:C

A リードレプリカは非同期レプリケーションのためデータ損失の可能性があり、昇格も手動操作が必要。自動フェイルオーバーの要件を満たさない

B バックアップは復旧の最後の砦だが、リストアには長い時間がかかる。数分以内の自動復旧という要件には遠く及ばない

C(正解) 正解。別AZのスタンバイへ同期レプリケーションが行われ、AZ障害時にRDSがDNSエンドポイントを自動的に切り替える。データ損失なく数分以内に復旧できる

D 処理能力は上がるが可用性はまったく向上しない。単一AZのままではAZ障害で停止する

疎結合/SQS/SNS/EventBridge

Q17. ECサイトの注文受付APIが、セール開始直後に通常の50倍のリクエストを受けます。後段の在庫処理システムは一定のスループットしか出せず、現在はリクエストの取りこぼしが発生しています。注文を失わずに後段が処理しきれるようにしたいです。最も適切な設計はどれですか?

  1. A. 在庫処理システムのEC2インスタンスタイプをピークに合わせて大きくする
  2. B. 注文をAmazon SQSキューに書き込み、在庫処理システムが自身のペースでポーリングする
  3. C. Amazon SNSトピックに注文を発行し、在庫処理システムをHTTPエンドポイントとしてサブスクライブする
  4. D. Application Load Balancerのリクエストレート制限を有効にして、超過分を拒否する
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正解:B

A ピークに合わせた固定サイズは平常時の無駄が大きく、想定を超えるスパイクでは結局取りこぼす。根本的な緩衝機構がない

B(正解) 正解。注文受付APIがキューに書き込み、在庫処理システムが処理できるペースで取り出す。キューがバッファとして働き、生産者と消費者のスループット差を吸収する。スパイクを平準化する疎結合の基本パターン

C SNSはプッシュ型で、購読側が処理しきれなくてもメッセージが押し込まれる。バッファリングにはならず、SNS+SQSの組み合わせが必要

D ALBにレート制限機能はなく、仮に制限できたとしても超過した注文を捨てることになる。「注文を失わない」要件に反する

DR/バックアップ

Q18. ある企業が、セカンダリリージョンへのディザスタリカバリ戦略を検討しています。要件はRPO 15分、RTO 2時間で、平常時のDR環境の維持コストはできる限り抑えたいです。バックアップからの完全構築(RTO 1日程度)では要件を満たせません。最も適切な戦略はどれですか?

  1. A. バックアップ&リストア:スナップショットのみをDRリージョンにコピーしておく
  2. B. マルチサイトアクティブ/アクティブ:両リージョンで本番同等の構成を常時稼働させる
  3. C. パイロットライト:DBのレプリケーションだけを常時稼働させておく
  4. D. ウォームスタンバイ:本番の縮小版を常時稼働させ、災害時にスケールアップする
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正解:C

A 最も安価だが、インフラを一から構築するためRTOが数時間から数日かかる。RTO 2時間の要件を満たせないと問題文が明示している

B RPO/RTOはほぼゼロにできるが、本番同等のリソースを二重に持つため維持コストが最大。「コストを抑えたい」要件に対して過剰

C(正解) 正解。アプリ層はAMIとテンプレートを準備して停止しておき、データ層のみ常時稼働させる。RPOを小さく保ちつつ、コンピュート層は災害時に起動するため平常時コストを大きく抑えられる

D RTOはさらに短くなるがアプリ層も常時課金されるため、パイロットライトよりコストが高い。RTO 2時間で足りるなら過剰投資になる

ELB/Auto Scaling

Q19. 金融取引システムのフロントエンドとして、TCPレベルで秒間数百万リクエストを超低レイテンシで処理し、ファイアウォールの許可リスト登録のためAZごとに静的IPアドレスを持つロードバランサーが必要です。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Network Load Balancer
  2. B. Application Load Balancer
  3. C. Gateway Load Balancer
  4. D. Classic Load Balancer
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正解:A

A(正解) 正解。レイヤー4で動作し超低レイテンシと極めて高いスループットを実現する。AZごとに静的IPを持ち、Elastic IPの割り当てにも対応する

B レイヤー7のHTTP/HTTPS向けで、TCPそのものは扱えない。IPアドレスは可変のDNS名で提供され、静的IPを持てない

C サードパーティの仮想アプライアンス(ファイアウォールやIDS)を透過的に挿入するためのもので、アプリケーションのフロントエンド用途ではない

D 旧世代のロードバランサーで新規利用は推奨されない。NLB相当の性能や静的IPも提供しない

高可用性/マルチAZ

Q20. 現在、単一のAZの1台のEC2インスタンスでステートレスなWebアプリケーションを運用しています。AZ全体の障害でもサービスを継続でき、負荷に応じて台数が増減する構成に移行したいです。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. 同じAZにもう1台EC2を起動し、Route 53のフェイルオーバールーティングで振り分ける
  2. B. EC2 Auto Recoveryを有効化し、インスタンス障害時に自動復旧させる
  3. C. インスタンスのAMIを定期取得し、障害時に別AZで手動起動する手順を整備する
  4. D. 複数AZにまたがるAuto Scalingグループを作成し、ALBの背後に配置する
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正解:D

A 同一AZ内の冗長化ではAZ障害時に両方が停止する。またRoute 53のフェイルオーバーはDNS TTLの分だけ切り替えが遅れる

B Auto Recoveryは同一AZ内で同じインスタンスを復旧する機能。AZ障害には対応できず、負荷に応じた台数の増減も行わない

C 復旧が手動になるため可用性が人的対応に依存する。自動スケーリングの要件も満たさない

D(正解) 正解。複数AZのサブネットにまたがるASGをApplication Load Balancerの背後に置くと、ALBが健全なAZのインスタンスにのみ振り分け、ASGが不足分を他AZで自動補充する。負荷に応じたスケールアウト・インも同時に実現できる

疎結合/SQS/SNS/EventBridge

Q21. 銀行の入出金処理をキュー経由で非同期化します。要件は「取引が送信された順序どおりに処理されること」「ネットワーク再送などで同じメッセージが二重に処理されないこと」です。最も適切なサービス構成はどれですか?

  1. A. Amazon SQS標準キューを使い、可視性タイムアウトを長めに設定する
  2. B. Amazon SQS FIFOキューを使い、メッセージグループIDと重複排除IDを設定する
  3. C. Amazon SNS標準トピックにパブリッシュし、Lambdaで処理する
  4. D. Amazon Data Firehoseにレコードを送り、Lambdaで変換して処理する
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正解:B

A 標準キューはベストエフォート順序で、少なくとも1回配信のため重複が起こりうる。可視性タイムアウトは処理中の再配信を防ぐだけで順序も重複も解決しない

B(正解) 正解。FIFOキューはメッセージグループ単位で厳密な順序を保証し、重複排除IDにより5分間の重複送信を排除する。まさにこの要件のための機能

C 標準トピックは順序保証も重複排除も行わない。順序と重複排除が必要ならSNS FIFOトピックとSQS FIFOキューの組み合わせが必要になる

D Firehoseは配信先へのバッファリング付きロードが目的で、順序保証も重複排除も提供しない。取引処理のワークフローには適さない

DR/バックアップ

Q22. ある企業が、EC2のEBSボリューム、Amazon RDS、Amazon DynamoDB、Amazon EFSのバックアップを取得しています。現在はサービスごとに別々のスクリプトとスケジュールで運用しており、保持ポリシーの統一と取得状況の一元的な監査ができていません。最も運用負荷が低い改善策はどれですか?

  1. A. Amazon Data Lifecycle Managerでポリシーを作成し、全リソースのスナップショットを管理する
  2. B. EventBridgeのスケジュールルールでLambdaを起動し、各サービスのAPIを呼ぶ共通処理を実装する
  3. C. AWS Backupでバックアッププランを作成し、タグベースでリソースを割り当てる
  4. D. AWS Configで各リソースの設定変更履歴を記録し、必要時に復元する
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正解:C

A DLMはEBSスナップショットとEBS-backed AMIが対象。RDSやDynamoDB、EFSは管理できず、一元化の要件を満たさない

B 実現は可能だが、リトライやエラー処理、保持期間の削除処理まで自前で作り込むことになり運用負荷が高い。マネージドサービスがある場面での車輪の再発明

C(正解) 正解。EBS、RDS、DynamoDB、EFSなど多数のサービスを横断して、単一のプランでスケジュール・保持期間・監査レポートを一元管理できる

D Configが記録するのは構成情報の履歴であってデータのバックアップではない。データの復元はできない

ELB/Auto Scaling

Q23. Auto ScalingグループとApplication Load Balancerで構成されたWebアプリケーションで、アプリケーションプロセスがハングしてHTTPリクエストに応答しなくなる障害が起きました。EC2インスタンス自体は正常に稼働し続けたため、Auto Scalingはインスタンスを置き換えませんでした。同じ事象で自動的に置換されるようにする設定はどれですか?

  1. A. Auto ScalingグループのヘルスチェックタイプをELBに変更する
  2. B. ターゲットグループのderegistration_delayを短くする
  3. C. Auto Scalingグループのヘルスチェック猶予期間を0秒にする
  4. D. CloudWatchアラームでCPU使用率を監視し、閾値超過でスケールアウトさせる
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正解:A

A(正解) 正解。既定のEC2ヘルスチェックはインスタンスのステータスチェックしか見ない。ELBヘルスチェックを有効にすると、ターゲットグループの判定で異常なインスタンスが終了・置換される

B 登録解除時に既存接続の完了を待つ時間の設定で、異常インスタンスの検知や置換には関係しない

C 猶予期間は起動直後にヘルスチェックを無視する時間。0にすると起動途中のインスタンスが誤って終了されかねず、今回の原因とは無関係

D 台数は増えるがハングしたインスタンスはグループ内に残り続け、ALBがそこへ振り分ける限り障害は解消しない

高可用性/マルチAZ

Q24. 3つのAZにプライベートサブネットを持つVPCで、すべてのプライベートサブネットが単一AZに置かれた1つのNATゲートウェイを共有しています。そのAZで障害が起きた際、他のAZのインスタンスもインターネットに出られなくなりました。最も適切な改善策はどれですか?

  1. A. NATゲートウェイをマルチAZ構成に変更し、自動フェイルオーバーを有効化する
  2. B. 各AZにNATゲートウェイを作成し、同一AZのルートテーブルを向ける
  3. C. NATゲートウェイに複数のElastic IPを割り当てる
  4. D. 各プライベートサブネットにインターネットゲートウェイをアタッチする
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正解:B

A NATゲートウェイは作成時に指定した単一のAZ内で動作するAZサービスで、マルチAZ構成というオプションは存在しない

B(正解) 正解。各AZのパブリックサブネットにNATゲートウェイを作成し、同一AZのプライベートサブネットのルートテーブルをそれぞれのNATゲートウェイに向ける。AZ障害の影響をそのAZ内に閉じ込める標準構成で、AZをまたぐデータ転送料金も削減できる

C Elastic IPを増やしてもNATゲートウェイが存在するAZは1つのままで、可用性は向上しない

D インターネットゲートウェイはVPCに1つだけアタッチするもので、サブネット単位では付けられない。またIGW経由の直接通信はプライベートサブネットの定義に反する

疎結合/SQS/SNS/EventBridge

Q25. 画像がS3にアップロードされたとき、サムネイル生成、メタデータ抽出、通知配信という3つの独立したサブシステムが、それぞれ自分のペースで同じイベントを処理する必要があります。1つのサブシステムが停止しても他に影響を与えず、停止中のイベントは復旧後に処理させたいです。最も適切な設計はどれですか?

  1. A. S3イベント通知を1つのSQSキューに送り、3つのサブシステムが同じキューをポーリングする
  2. B. S3イベント通知を1つのLambda関数に送り、その中から3つのサブシステムを順に同期呼び出しする
  3. C. S3イベント通知をSNSトピックに送り、3つのサブシステムをHTTPSエンドポイントとして直接サブスクライブする
  4. D. S3イベント通知をSNSトピックに送り、サブシステムごとに専用のSQSキューをサブスクライブさせる
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正解:D

A 1つのメッセージは1つのコンシューマーにしか渡らないため、3システムのうち1つしか各イベントを受け取れない。ファンアウトにならない典型的な誤り

B サブシステム間が密結合になり、1つが停止すると関数全体が失敗する。障害の分離という要件を満たさない

C ファンアウトはできるが、サブシステム停止中のメッセージは再試行の上限を超えると失われる。「復旧後に処理させたい」という要件に対して保持機構が足りない

D(正解) 正解。SNSのファンアウトで全キューに複製配信され、各キューがサブシステムごとのバッファになる。1つが停止してもメッセージはキューに残り、復旧後に処理できる

DR/バックアップ

Q26. ある企業がS3バケットの重要オブジェクトを別リージョンへ複製しています。監査要件として「アップロードされたオブジェクトの99.99%が15分以内にレプリケーション先へ到達すること」をサービスレベルで保証し、レプリケーション遅延を監視できる必要があります。最も適切な設定はどれですか?

  1. A. クロスリージョンレプリケーションを有効化し、CloudWatchでバケットのオブジェクト数を監視する
  2. B. 同一リージョンレプリケーション(SRR)を有効化する
  3. C. クロスリージョンレプリケーションでS3 Replication Time Control(RTC)を有効化する
  4. D. ライフサイクルルールで15分後にオブジェクトを別リージョンのバケットへ移行する
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正解:C

A 通常のCRRは大半のオブジェクトを迅速に複製するが、時間についてのSLAはない。オブジェクト数の監視では個々のオブジェクトの遅延を把握できない

B SRRは同じリージョン内の別バケットへの複製で、リージョン障害に対するDRにならない

C(正解) 正解。RTCは99.99%のオブジェクトを15分以内に複製するSLAを提供し、レプリケーション進行状況のメトリクスとイベント通知も付随する

D ライフサイクルルールはストレージクラスの移行と失効を扱うもので、別リージョンや別バケットへのコピーはできない。最短粒度も日単位

ELB/Auto Scaling

Q27. あるWebサービスは、平日の朝8時台に急激にアクセスが増え、夜間はほぼゼロになるという明確な繰り返しパターンを持ちます。現在はCPU使用率に基づくスケーリングを使っていますが、朝の立ち上がりでインスタンス起動が間に合わずレスポンスが悪化します。最も適切な改善策はどれですか?

  1. A. ターゲット追跡スケーリングの目標CPU使用率を70%から40%へ下げる
  2. B. 予測スケーリングを有効化し、需要を予測して事前に起動させる
  3. C. ヘルスチェック猶予期間を延長し、起動中のインスタンスが終了されないようにする
  4. D. Auto Scalingグループの最大サイズを引き上げる
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正解:B

A 常時余剰インスタンスを抱えることになりコスト効率が悪化する。反応が起きるのが負荷上昇後である点も変わらず、急激な立ち上がりには追いつきにくい

B(正解) 正解。予測スケーリングは過去の負荷履歴から周期的な需要を学習し、負荷が来る前にインスタンスを起動してキャパシティを確保する。繰り返しパターンが明確な今回のケースに最も適合する

C 誤終了は防げるが、起動が始まるタイミング自体は変わらないため立ち上がりの遅れは解消しない

D 上限に達していない限り効果はなく、そもそも問題は上限ではなく起動のタイミングと所要時間にある

高可用性/マルチAZ

Q28. Amazon Aurora MySQLクラスターを本番で運用しています。ライターインスタンスに障害が発生した場合に、可能な限り短時間で自動的に書き込みを再開させたいです。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. 別のAZにAuroraレプリカを配置し、フェイルオーバー優先順位を設定する
  2. B. 自動バックアップとバックトラックを有効化する
  3. C. Auroraクラスターのストレージが6つのコピーを3AZに複製するため、追加の構成は不要
  4. D. Auroraクラスターのリーダーエンドポイントをアプリケーションの書き込み先に設定する
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正解:A

A(正解) 正解。ライター障害時にAuroraはレプリカを自動的に昇格させる。レプリカが存在すればフェイルオーバーは通常30秒程度で完了し、クラスターエンドポイントが自動で切り替わる

B バックトラックは論理的な誤操作からクラスターを過去の時点へ巻き戻す機能。インスタンス障害時の自動フェイルオーバーとは目的が異なる

C ストレージ層の耐久性は確かに高いが、レプリカが1つもない場合はライター障害時に新しいインスタンスの作成が必要になり復旧に時間がかかる

D リーダーエンドポイントは読み取り専用インスタンスへ振り分けるもので、書き込みには使えない。ライター用にはクラスターエンドポイントを使う

高パフォーマンスなアーキテクチャ設計

S3/EBS/EFS選定

Q29. レガシーなLinuxアプリケーションを移行します。複数のEC2インスタンスが同時に同じディレクトリツリーをマウントし、POSIXのファイルロックとパーミッションを使って読み書きする必要があります。容量は利用量に応じて自動で伸縮してほしいです。最も適切なストレージはどれですか?

  1. A. Amazon EBS gp3ボリュームを作成し、各インスタンスにアタッチする
  2. B. Amazon S3バケットを作成し、各インスタンスからAPIで読み書きする
  3. C. Amazon EFSファイルシステムを作成し、各インスタンスからNFSでマウントする
  4. D. インスタンスストアを使い、インスタンス間でrsyncによる同期を行う
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正解:C

A gp3を含む通常のEBSボリュームは1インスタンスにしかアタッチできない。マルチアタッチ対応のio2でもクラスター対応ファイルシステムが別途必要で、POSIX共有の要件には合わない

B S3はオブジェクトストレージでPOSIXのファイルロックやパーミッションのセマンティクスを持たない。既存のファイルI/Oを前提としたレガシーアプリはそのまま動かせない

C(正解) 正解。EFSは複数インスタンスから同時にマウントできるフルマネージドNFSで、POSIXセマンティクスを備え、容量は自動的に伸縮する

D インスタンスストアは停止でデータが消える揮発性ストレージ。rsyncによる事後同期では同時書き込みの一貫性も保証できない

データベース選定

Q30. モバイルゲームのプレイヤープロファイルを保存するデータストアを選定しています。アクセスはプレイヤーIDによる単一アイテムの読み書きがほぼすべてで、同時接続数は数万から数百万まで予測不能に変動します。一貫して1桁ミリ秒のレイテンシが求められます。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Amazon DynamoDB(オンデマンドモード)
  2. B. Amazon RDS for PostgreSQLのマルチAZ配置
  3. C. Amazon Redshiftのプロビジョンドクラスター
  4. D. Amazon Neptuneのデータベースクラスター
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正解:A

A(正解) 正解。キーによるアクセスパターンに対して規模を問わず1桁ミリ秒の性能を出し、オンデマンドキャパシティモードならトラフィック変動に自動で追随してキャパシティ計画も不要

B リレーショナルDBは複雑なクエリに強いが、数百万同時接続への水平スケールは苦手。接続数の急増にはインスタンスサイズの変更が必要になる

C 列指向の分析用データウェアハウスで、大量の集計クエリ向け。単一行の低レイテンシな読み書きには極めて不向き

D グラフデータベースで、関係のたどり方が中心のクエリに最適化されている。キーによる単純なルックアップに使うのは過剰かつ不適切

キャッシュ/CloudFront

Q31. 日本のリージョンでホストしているメディアサイトが、欧州と北米からのアクセスで画像や動画の読み込みが遅いという苦情を受けています。動的なHTMLとAPI応答も含めて、世界中のユーザーの体感レイテンシを下げたいです。最も適切なソリューションはどれですか?

  1. A. 各リージョンにS3バケットを作成し、クロスリージョンレプリケーションで静的ファイルを複製する
  2. B. Amazon CloudFrontを作成し、S3とALBをオリジンに設定する
  3. C. Route 53のレイテンシベースルーティングを設定する
  4. D. ALBを各国のAZに追加で配置する
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正解:B

A 静的ファイルの配置は近くなるが、ユーザーを最寄りバケットへ導く仕組みを別途作る必要があり、動的コンテンツやAPI応答は速くならない

B(正解) 正解。CloudFrontディストリビューションはエッジロケーションで静的コンテンツをキャッシュしつつ、動的リクエストもAWSバックボーン経由でオリジンへ転送するため全体のレイテンシが改善する

C 複数リージョンに実体がある場合に最寄りへ誘導する機能。単一リージョンにしか環境がない現状では改善効果がない

D ALBはリージョン内のAZにしか配置できず、他国にエンドポイントを置くことはできない

分析/Kinesis/Athena

Q32. IoTセンサーから秒間50万件のテレメトリが送られてきます。リアルタイム異常検知、ダッシュボード集計、長期保管という3つの用途が、それぞれ独立したペースで同じデータストリームを読み取る必要があります。データは24時間さかのぼって再処理できる必要があります。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Amazon SQS標準キューに送信し、3つのコンシューマーアプリケーションでポーリングする
  2. B. Amazon Data Firehoseに送信し、バッファリングしてS3へ配信する
  3. C. Amazon Kinesis Data Streamsに送信し、用途ごとに独立したコンシューマーを実装する
  4. D. Amazon SNSトピックに発行し、3つのLambda関数をサブスクライブする
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正解:C

A SQSはメッセージを1つのコンシューマーが取得すると他からは見えなくなる。複数用途での並行読み取りや、読み終えたデータの再処理ができない

B S3などへのロードに特化した配信サービスで、複数のリアルタイムコンシューマーがストリームを独立に読む用途には対応しない

C(正解) 正解。ストリーム内のデータは保持期間中は消費されても残り、複数のコンシューマーがそれぞれ独立したチェックポイントで読める。保持期間の設定により24時間さかのぼる再処理も可能

D ファンアウトはできるがメッセージを保持しないため、過去24時間分の再処理ができない。順序保証もなく高スループットのテレメトリには不向き

S3/EBS/EFS選定

Q33. 自己管理のOracleデータベースをEC2上で運用します。ストレージには単一ボリュームで安定して60,000 IOPSとサブミリ秒のレイテンシが求められ、ボリュームサイズは4TBです。最も適切なEBSボリュームタイプはどれですか?

  1. A. gp2(汎用SSD)
  2. B. st1(スループット最適化HDD)
  3. C. sc1(Cold HDD)
  4. D. io2 Block Express(プロビジョンドIOPS SSD)
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正解:D

A IOPSがボリュームサイズに比例し、4TBでは12,000 IOPS程度が上限。60,000 IOPSには届かない

B 大きなブロックのシーケンシャル読み書きに最適化されたHDDで、IOPS性能は極めて低い。データベースのランダムI/Oには不適

C アクセス頻度の低いデータ向けの最も安価なHDD。性能要件を到底満たさない

D(正解) 正解。io2 Block ExpressはプロビジョンドIOPS SSDの最上位で、IOPSをサイズと独立してプロビジョニングできる。単一ボリュームで数十万IOPSとサブミリ秒レイテンシに対応する、I/O集約型データベース向けの選択肢

データベース選定

Q34. MySQL互換のデータベースを使うSaaSアプリケーションで、読み取りクエリが全体の95%を占めています。読み取りスループットを大きく伸ばし、ストレージ容量の見積もりや拡張作業をなくし、データベース障害時のフェイルオーバーを高速にしたいです。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Amazon RDS for MySQLにリードレプリカを5台追加し、読み取りを振り分ける
  2. B. Amazon Aurora MySQL互換エディションへ移行し、Auroraレプリカを追加する
  3. C. EC2上にMySQLを構築し、レプリケーションを自前で構成する
  4. D. Amazon DynamoDBに移行し、グローバルセカンダリインデックスを追加する
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正解:B

A 読み取りは分散できるが、バイナリログベースの非同期レプリケーションのためレプリケーション遅延が相対的に大きく、フェイルオーバーもAuroraより遅い。ストレージも上限を見て拡張を管理する必要がある

B(正解) 正解。Auroraレプリカは共有ストレージ層を直接参照するためレプリケーション遅延が通常ミリ秒台に収まり、リーダーエンドポイントで最大15台まで負荷分散できる。ストレージは10GB単位で自動拡張し、フェイルオーバーも高速

C パッチ適用、バックアップ、フェイルオーバーをすべて自前で運用することになり、運用負荷が最も高い

D MySQL互換という前提が崩れ、SQLベースのアプリケーションを全面的に書き換える必要がある。移行コストが要件に見合わない

キャッシュ/CloudFront

Q35. リレーショナルデータベースへの同一クエリの繰り返しが負荷の大半を占めています。結果セットをキャッシュしたいのですが、要件としてキャッシュノード障害時にもデータが失われないようレプリケーションとフェイルオーバーが必要で、ソート済みセットなどのデータ構造も使いたいです。最も適切な選択はどれですか?

  1. A. Amazon ElastiCache for Redisを自動フェイルオーバー構成で使う
  2. B. Amazon ElastiCache for Memcachedを複数ノードで使う
  3. C. Amazon DynamoDB Accelerator(DAX)を導入する
  4. D. CloudFrontでデータベースのクエリ結果をキャッシュする
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正解:A

A(正解) 正解。Redisはリスト、ハッシュ、ソート済みセットなどの豊富なデータ構造を持ち、マルチノード構成でのレプリケーションと自動フェイルオーバー、永続化に対応する

B Memcachedは単純なキーバリューのみでレプリケーションを持たない。ノード障害でそのノードのキャッシュは失われ、要件を満たさない

C DAXはDynamoDB専用のキャッシュ層で、リレーショナルデータベースの前段には配置できない

D CloudFrontはHTTPレスポンスのエッジキャッシュであり、アプリケーションとDBの間のクエリ結果キャッシュとしては機能しない

分析/Kinesis/Athena

Q36. S3に蓄積された数TBのALBアクセスログに対して、月に数回、アドホックなSQLクエリを実行して調査を行いたいと考えています。常時稼働するインフラを持ちたくなく、実行した分だけの課金にしたいです。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. Amazon Redshiftクラスターを起動し、COPYコマンドでログをロードして分析する
  2. B. EMRクラスターを起動し、Sparkでログを処理する
  3. C. Amazon Athenaでテーブル定義を作成し、S3上のログを直接クエリする
  4. D. CloudWatch Logs Insightsで、S3上のログを直接クエリする
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正解:C

A 強力だがクラスターの常時稼働コストとロード作業が発生する。月に数回のアドホック分析には過剰で、コスト効率が悪い

B 大規模なETLや機械学習には適するが、クラスター管理とチューニングの負荷がある。単純なSQL調査にはオーバースペック

C(正解) 正解。サーバーレスでインフラ管理が不要、S3のデータをそのままSQLで検索でき、スキャンしたデータ量に対してのみ課金される

D Logs InsightsがクエリできるのはCloudWatch Logsのロググループに取り込まれたログだけで、S3上のオブジェクトを直接検索することはできない

S3/EBS/EFS選定

Q37. 自動車の空力シミュレーションを行うHPCクラスターをAWS上に構築します。数百台のEC2インスタンスが、S3に置かれた入力データセットに対して数百GB/秒級のスループットとサブミリ秒レイテンシでアクセスする必要があります。最も適切なストレージはどれですか?

  1. A. Amazon EFSの最大I/Oパフォーマンスモード
  2. B. Amazon FSx for Lustreファイルシステムを作成し、S3バケットにリンクする
  3. C. 各インスタンスにio2 EBSボリュームをアタッチし、S3からデータをコピーする
  4. D. Amazon FSx for Windows File Serverを使い、SMBでマウントする
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正解:B

A 汎用の共有ファイルシステムとしては優れるが、HPC向けの数百GB/秒級スループットとサブミリ秒レイテンシには届かない

B(正解) 正解。LustreはHPC向けの高性能並列ファイルシステムで、S3とネイティブに連携してオブジェクトを透過的に読み書きできる。まさにこの種のワークロード向け

C 共有ファイルシステムにならず、数百台分のデータ複製とコピー時間が問題になる。単一ボリュームの帯域も要件に届かない

D Windows向けのSMB共有ファイルサーバーで、LinuxベースのHPC並列処理には設計思想が合わない

データベース選定

Q38. 小売企業が、過去5年分・数百TBの販売トランザクションに対して、複数テーブルを結合した集計レポートを毎晩生成しています。現在はRDSで実行しており、クエリが数時間かかっています。分析クエリの実行時間を大幅に短縮したいです。最も適切なサービスはどれですか?

  1. A. RDSインスタンスをメモリ最適化インスタンスクラスへスケールアップする
  2. B. Amazon DynamoDBに移行し、集計結果をアイテムとして保存する
  3. C. Amazon ElastiCacheを導入し、集計結果をキャッシュする
  4. D. Amazon Redshiftへデータをロードし、列指向ストレージとMPPで集計を実行する
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正解:D

A 一時的には改善するが、行指向のOLTPエンジンで数百TBの集計を行うという構造的なミスマッチは解消しない。垂直スケールには上限もある

B DynamoDBは複数テーブルのJOINや任意の集計クエリを苦手とする。分析用途にはそもそも向かない

C 同じレポートの2回目以降は速くなるが、毎晩生成する初回のクエリ実行時間はまったく変わらない

D(正解) 正解。列指向格納により集計対象カラムだけを読み、複数ノードで並列処理する。ペタバイト級のデータウェアハウス分析のために設計されたサービス

キャッシュ/CloudFront

Q39. DynamoDBをバックエンドに持つ株価表示アプリケーションで、同じ銘柄への読み取りが集中しています。現在の1桁ミリ秒のレイテンシをマイクロ秒単位まで下げたく、アプリケーションのDynamoDB APIコードはできる限り変更したくありません。最も適切なソリューションはどれですか?

  1. A. DynamoDBの読み取りキャパシティユニットを10倍にプロビジョニングする
  2. B. 強力な整合性のある読み取りに切り替える
  3. C. DynamoDB Accelerator(DAX)クラスターを作成し、接続先をDAXに向ける
  4. D. ElastiCache for Memcachedを導入し、アプリケーション側でキャッシュ制御を実装する
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正解:C

A スロットリングは避けられるがレイテンシ自体は改善しない。ミリ秒からマイクロ秒への短縮はキャパシティ追加では実現できない

B 整合性は上がるがレイテンシは結果整合性の読み取りより悪化する。要件と逆方向の変更

C(正解) 正解。DynamoDB専用のインメモリキャッシュで、キャッシュヒット時にマイクロ秒の応答を返す。DynamoDB互換のAPIを提供するため、アプリケーションのエンドポイントをDAXクラスターに向けるだけでよくコード変更は最小限で済む

D レイテンシは改善するが、キャッシュの読み書きと無効化のロジックをアプリに実装する必要があり「コードを変更したくない」条件に合わない

分析/Kinesis/Athena

Q40. アプリケーションログをニアリアルタイムでS3に集約し、Parquet形式に変換して圧縮したうえで日付ごとのプレフィックスに配置したいと考えています。シャード管理やコンシューマーアプリケーションの運用は避けたいです。最も運用負荷が低いサービスはどれですか?

  1. A. Amazon Data Firehoseの配信ストリームを作成し、S3を配信先に設定する
  2. B. Kinesis Data Streamsを作成し、KCLアプリケーションをEC2上で動かしてS3へ書き込む
  3. C. Amazon SQSにログを送信し、Lambdaで受信してS3に保存する
  4. D. アプリケーションから直接S3へPutObjectし、Glueジョブで定期的に変換する
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正解:A

A(正解) 正解。Amazon Data Firehose(旧Kinesis Data Firehose)はフルマネージドでシャード管理が不要。バッファリング、Parquetへの形式変換、圧縮、動的パーティショニングによるプレフィックス分けを設定だけで実現できる

B 実現できるがシャードの容量計画とコンシューマーアプリの運用が必要で、要件の「運用を避けたい」に反する

C バッチ化、形式変換、パーティショニングをすべて自前で実装する必要がある。マネージド機能があるのに作り込む形になる

D 小さなオブジェクトが大量に生成されてS3のリクエスト料金と後段の処理効率が悪化する。ニアリアルタイム性も失われる

コスト最適化アーキテクチャ設計

ストレージコスト最適化

Q41. コンプライアンス文書をS3に保存しています。アップロードから30日間は頻繁に参照され、その後90日間はまれに参照され(参照時は即時取得が必要)、1年経過後は削除してよいことが分かっています。最もコスト効率が高い方法はどれですか?

  1. A. すべてS3 Standardに保存し、1年後に手動で削除する
  2. B. ライフサイクルルールで30日後にS3 Standard-IAへ移行し、365日後に失効させる
  3. C. ライフサイクルルールで30日後にS3 Glacier Flexible Retrievalへ移行し、365日後に失効させる
  4. D. S3のバージョニングを有効化し、古いバージョンをGlacierへ移行する
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正解:B

A 参照頻度が下がった後も最も高い保存単価を払い続けることになる。削除の手動運用もミスの元になる

B(正解) 正解。Standard-IAはミリ秒単位の即時取得を保ちながら保存単価が安い。失効アクションで削除も自動化でき、要件と料金体系が一致する

C 保存単価はさらに安いが、取り出しに数分から数時間かかる。「参照時は即時取得が必要」という要件を満たさない

D バージョニングは誤削除対策であり、現行オブジェクトのアクセス頻度に応じたコスト最適化にはならない。むしろ保存容量が増える

コンピューティングコスト最適化

Q42. 夜間に実行される動画エンコードのバッチ処理があります。処理は多数の独立したジョブに分割されており、中断されても別のインスタンスで再実行すれば問題ありません。完了期限には十分な余裕があります。最もコストを削減できる購入オプションはどれですか?

  1. A. オンデマンドインスタンス
  2. B. 3年間の全額前払いスタンダードリザーブドインスタンス
  3. C. オンデマンドキャパシティ予約
  4. D. スポットインスタンス
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正解:D

A 柔軟だが単価が最も高い。中断耐性のあるワークロードでこれを選ぶのは機会損失

B 常時稼働するベースライン向け。夜間のみ動く変動ワークロードでは稼働していない時間も課金され、かえって割高になる

C 特定AZのキャパシティを確保する仕組みで、料金はオンデマンド単価のまま。使用していなくても課金され、削減にはならない

D(正解) 正解。中断耐性があり期限に余裕のあるバッチ処理はスポットの理想的なユースケースで、オンデマンド比で最大90%の削減が見込める

移行/データ転送

Q43. 製造工場のオンプレミスNASに蓄積された150TBの検査画像をS3へ移行します。工場の回線は上り50Mbpsしかなく、業務時間帯は他用途で使用中です。移行を数週間以内に完了させる必要があります。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. AWS DataSyncエージェントを設置し、既存回線経由でS3へ転送する
  2. B. AWS Direct Connectの1Gbps専有接続を新規に開通し、そこから転送する
  3. C. AWS Snowball Edge Storage Optimizedデバイスにオンサイトでコピーして返送する
  4. D. AWS Outpostsラックを設置し、S3 on Outposts経由でリージョンへ複製する
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正解:C

A 50Mbpsで150TBを送ると理論上でも約280日かかる。帯域が制約である以上、ネットワーク転送では期限に間に合わない

B 帯域は解決するが、専有接続の物理開通には通常数週間から数か月かかり、一度限りの移行のために契約するのはコスト面でも不合理

C(正解) 正解。回線帯域に依存せず大容量を物理輸送でき、複数台を並行して使えば数週間という期間に収まる。ペタバイト未満のオフライン移行における標準的な選択肢。なお、Snowball Edgeは2025年11月に新規注文の受付を終了し、2026年12月末で全商用リージョンでのサポート終了が告知されている(後継はオンライン転送がDataSync、物理搬送がAWS Data Transfer Terminalやパートナーソリューション)。試験ガイドには引き続き掲載されているため出題を維持している

D Outpostsは設置までに数か月を要する常設の設備で、一度きりの移行には不相応。リージョンへの複製も結局は同じ50Mbpsの回線を通るため期限に間に合わない

ストレージコスト最適化

Q44. 研究部門がS3に保存している大量のデータセットは、アクセスパターンがまったく予測できません。数か月間放置されるものもあれば、突然頻繁に読まれ始めるものもあります。取り出し料金の発生を避けつつ、保存コストを自動的に最適化したいです。最も適切なストレージクラスはどれですか?

  1. A. S3 Intelligent-Tiering
  2. B. S3 Standard-IA
  3. C. S3 One Zone-IA
  4. D. ライフサイクルルールで、90日ごとにStandardとStandard-IAを交互に切り替える
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正解:A

A(正解) 正解。アクセスパターンを監視して自動的に階層を移動し、頻繁/低頻度階層間の移動に取り出し料金がかからない。予測不能なアクセスに対する標準的な答え

B 保存単価は安いが取り出しごとにデータ取得料金がかかる。突然頻繁に読まれるようになった場合、Standardより高くつく可能性がある

C さらに安価だが単一AZにしか保存されず耐久性が下がる。取り出し料金の問題も解決しない

D ライフサイクルは日数ベースの一方向の移行しか定義できず、実際のアクセス状況に追随しない。移行リクエスト料金も無駄に発生する

コンピューティングコスト最適化

Q45. ある企業のEC2使用量を分析したところ、年間を通じて最低でも常時100インスタンス相当が稼働しており、今後3年間この水準は下回らない見込みです。ただしインスタンスファミリーやリージョンは事業の都合で変わる可能性があります。最もコストを削減できる購入方法はどれですか?

  1. A. スタンダードリザーブドインスタンスを3年で購入する
  2. B. Compute Savings Plansを3年でコミットする
  3. C. EC2 Instance Savings Plansを3年でコミットする
  4. D. スポットインスタンスで100台を常時確保する
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正解:B

A 割引率は高いがリージョンとインスタンスファミリーに固定され、変更できない。ファミリーやリージョンが変わる可能性があるという条件と噛み合わない

B(正解) 正解。1時間あたりの支出額をコミットする方式で、インスタンスファミリー、サイズ、リージョン、さらにFargateやLambdaにも自動的に適用される。柔軟性を保ったまま最大級の割引が得られる

C 割引率はCompute Savings Plansよりわずかに高いが、特定リージョンの特定インスタンスファミリーに固定される。変更の可能性があるという条件に合わない

D スポットは中断される前提のため、下回ってはならないベースラインキャパシティの確保には使えない

移行/データ転送

Q46. オンプレミスのMicrosoft SQL ServerデータベースをAmazon Aurora PostgreSQLへ移行します。ストアドプロシージャを含むスキーマの変換が必要で、切り替え時のダウンタイムは可能な限り短くしたいです。最も適切な方法はどれですか?

  1. A. AWS Database Migration Service(DMS)のフルロードタスクのみを実行する
  2. B. SQL Serverのネイティブバックアップを取得し、S3経由でAuroraへリストアする
  3. C. AWS Schema Conversion Toolでスキーマを変換し、DMSのフルロード+CDCで移行する
  4. D. AWS DataSyncでデータベースファイルをS3へ同期し、Auroraにインポートする
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正解:C

A フルロード中の更新差分が反映されないため、切り替え時にソースを停止する必要があり長いダウンタイムが発生する。異種エンジン間のスキーマ変換も行われない

B SQL ServerのバックアップをPostgreSQLへリストアすることはできない。異なるエンジン間ではバックアップ形式の互換性がない

C(正解) 正解。SCTが異種エンジン間のスキーマとストアドプロシージャのコードを変換し、DMSのCDCによる継続的レプリケーションが切り替え直前まで変更を追随させるためダウンタイムを最小化できる

D DataSyncはファイル/オブジェクトの転送サービスで、データベースファイルをコピーしても異種エンジンのAuroraでは読み込めない

ストレージコスト最適化

Q47. 法令により10年間保管が義務付けられた過去の取引記録をS3に置きます。取り出しは監査対応で年1回あるかどうかで、そのときも48時間以内に取得できれば問題ありません。保存コストを最小にしたいです。最も適切なストレージクラスはどれですか?

  1. A. S3 Glacier Instant Retrieval
  2. B. S3 Glacier Flexible Retrieval
  3. C. S3 Glacier Instant Deep Archive
  4. D. S3 Glacier Deep Archive
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正解:D

A ミリ秒での即時取得ができる代わりに保存単価はDeep Archiveより大幅に高い。48時間の猶予がある要件では過剰なサービスレベル

B 数分から12時間で取り出せるが、保存単価はDeep Archiveの約4倍。48時間許容できる今回の条件では最小コストにならない

C架空 S3 Glacier Instant Deep Archiveというストレージクラスは存在しない。Instant RetrievalとDeep Archiveの名称を合成した架空の選択肢

D(正解) 正解。S3で最も保存単価が安いクラスで、標準取り出しで12時間、大容量取り出しで48時間以内。年に1回程度の長期アーカイブ用途そのもの

コンピューティングコスト最適化

Q48. 社内の申請承認APIは、1日あたり合計で数百リクエストしかなく、しかも時間帯が読めません。現在は2台のt3.mediumインスタンスを24時間稼働させています。アイドル時間の課金をなくし、コストを最小化したいです。最も適切な構成はどれですか?

  1. A. API GatewayとAWS Lambdaでサーバーレス構成に置き換える
  2. B. Auto Scalingグループの最小サイズを1に変更する
  3. C. t3.mediumをt4g.smallに変更し、Savings Plansを購入する
  4. D. 2台のインスタンスをスポットインスタンスに置き換える
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正解:A

A(正解) 正解。リクエストがない時間帯は課金が発生せず、数百リクエスト規模なら無料利用枠に収まる可能性すらある。アイドルコストゼロが要件に完全に合致する

B 台数は半減するが、1台は24時間課金され続ける。アイドル時間の課金をなくすという要件は満たさない

C 単価は下がるものの、依然として常時稼働分の固定費を払い続ける。使用量に対して過大な構成という本質は変わらない

D 単価は下がるが常時稼働コストは残り、さらに中断によりAPIが応答しなくなるリスクを負う。同期的なAPI提供には不適切

移行/データ転送

Q49. オンプレミスのNFSサーバーにあるログファイルを、毎晩S3へ増分同期する必要があります。転送中の暗号化、整合性の検証、転送スケジュールの管理を自前のスクリプトで実装したくありません。最も運用負荷が低い方法はどれですか?

  1. A. cronでAWS CLIのs3 syncコマンドを毎晩実行する
  2. B. AWS DataSyncエージェントを配置し、S3へのタスクをスケジュール実行する
  3. C. Storage GatewayのボリュームゲートウェイをiSCSIで接続し、スナップショットを取得する
  4. D. AWS Snowconeを常設し、毎晩データを書き込んで返送する
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正解:B

A 動作はするが、リトライ、帯域制御、整合性検証、失敗時の通知をすべて自前で作り込むことになる。大量ファイルでは性能面でも不利

B(正解) 正解。オンプレミスにエージェントを配置すれば、増分検出、並列転送、転送中の暗号化、チェックサムによる整合性検証、スケジュール実行がすべてマネージドで提供される

C ボリュームゲートウェイはブロックストレージのバックアップ用途で、S3上に個別のオブジェクトとしてログファイルを配置する形にはならない

D Snowファミリーは一度きりの大容量オフライン移行向け。毎晩の定常同期に物理デバイスの往復を使うのは非現実的。なお、Snowcone自体も2024年11月に販売を終了しており、Snowball Edgeも2026年12月末でサポート終了が告知されている

ストレージコスト最適化

Q50. 本番環境に合計200TBのgp2 EBSボリュームがあります。CloudWatchメトリクスを確認したところ、実際に必要なIOPSは各ボリュームとも3,000程度で、現在のプロビジョニング量を大きく下回っていました。ストレージコストを削減しつつ性能は維持したいです。最も適切な対応はどれですか?

  1. A. ボリュームをst1(スループット最適化HDD)に変更する
  2. B. ボリュームサイズを縮小してgp2のまま運用する
  3. C. ボリュームタイプをgp3に変更し、必要なIOPSを指定する
  4. D. ボリュームをio2に変更し、3,000 IOPSをプロビジョニングする
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正解:C

A 単価は下がるがランダムI/O性能が大幅に劣化する。3,000 IOPSを安定して出せず「性能は維持」という条件に反する

B EBSボリュームはサイズを縮小できない。さらにgp2ではサイズを減らすとベースラインIOPSも下がり性能が落ちる

C(正解) 正解。gp3はgp2よりGBあたり単価が約20%安く、3,000 IOPSと125MB/秒までがベースラインとして追加料金なしで含まれる。IOPSとスループットは必要に応じて個別に指定でき、ダウンタイムなしで変更できて性能も維持できる

D io2はgp3より単価が高く、プロビジョンドIOPSにも別途課金される。この要件ではコストが増加する方向

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